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2014年06月26日

原料はミドリムシ

いすゞ自動車は25日、東大発バイオベンチャーのユーグレナと組み、ミドリムシを原料にした次世代バイオディーゼル燃料の実用化に向けた共同研究を始めると発表した。

第1弾として、ユーグレナが世界で初めて量産に成功したミドリムシ由来の燃料「デューゼル」を使い、いすゞの藤沢工場(神奈川県藤沢市)でシャトルバスの定期運行を行う。

バイオディーゼルは大豆などの油脂から作る軽油の代替燃料。
ミドリムシを原料にしても品質的には変わらないが、耕作地が要らないため国土の狭い日本でも安定的な生産が可能だ。


ミドリムシの大量培養技術を持つユーグレナが1年前から開発に取り組んできた。

現在流通しているバイオディーゼル燃料は変質してエンジンを傷める恐れがあり、軽油に5%までしか混ぜられない。
デューゼルも当初は含有率1%から使用を開始。
シャトルバスが不具合を起こさないか見極めながら研究を進め、平成30年までに100%経由と置き換える計画だ。

いすゞの細井行社長は「資源のない日本では燃料を多様化する取り組みが重要だ。社会の要請に応えたい」と話している。

産経新聞より

投稿者 trim : 2014年06月26日 10:52