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2014年05月19日

過疎地域の魅力発掘

過疎地域の活性化に連携して取り組む小矢部市南谷地区と富山県立大の交流事業が18日、同市岩尾滝の岩尾滝くつろぎ交流館で行われた。

県内7高等教育機関でつくる「大学コンソーシアム富山」の地域課題解決事業の一環で、同大の学生ら7人が山菜採りなどを体験した。

小矢部市は昨年、大学コンソーシアム富山を通じて県立大工学部環境工学科の九里徳泰教授に、過疎地域活性化のための調査研究を依頼。
同地区をモデル地区とし、九里教授と研究室の学生、住民が地域の課題や要望について検討してきた。

今回の交流事業は、学生が住民と活動をともにし、若者の目線で地域の魅力を発見するのが目的。
県立大のほか、富山大と富山福祉短大の学生も参加し、同交流館そばの山で、住民と一緒にフキや山ウドなどを収穫した。

学生らはこの後、近くの市教育センター調理室で、地元の特産品直売所「山の店」の関係者に教わりながら、収穫した山菜できゃらぶきや漬物を作った。
県立大の金桝千寛さん(4年)は「たくさんの山菜があって驚いた。この山は宝箱のよう」と話した。

きゃらぶきなどの加工品は「山の店」に出品し、学生も販売を手伝う。
「山の店」を運営するNPO法人の木村鉄雄事務局長は「さまざまな体験を通して、活性化につながるアイデアを出してほしい」と期待した。


北日本新聞より

投稿者 trim : 2014年05月19日 11:28