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2014年05月05日
体育館を庁舎に再利用
日本で初めて体育館を庁舎に再利用した富山県の氷見市役所が7日より業務を開始する。
6日に実施される開庁式では、新庁舎のガイドツアーなどが行われる。
現庁舎では、耐震性の不足や津波の浸水想定域にあること、また庁舎の分散や駐車スペースの不足など、防災面とサービス面で喫緊の課題を抱えていた。
これらの課題を解決するため、学校統合で使われなくなった体育館を新庁舎として再利用するという画期的な案を選択。
このほど完成した新しい氷見市役所により、耐震補強や新築にかかる財政負担や、市民サービス、防災といった3つの課題を同時にクリアした。
また、新庁舎完成に向けては、市民協働の会議進行を行うファシリテーターが市長になった本川氷見市長の指揮のもと、「世田谷トラストまちづくり」の協力を得、市民と行政が協働して考える「新市庁舎デザインワークショップ」や市民庁舎前の空間の植栽プランを検討する「花と緑のデザインを考えるネットワーク会議」を開催した。
氷見市は「市民のつぶやきをかたちに」を信条に、市民参加に徹した“衆知が集まる経営”、“政策創造都市”を標榜しており、新庁舎でそれを具現化した格好だ。
なお、新庁舎では行政として日本で初めて「フューチャーセッション」ルームを備えており、同市は開かれた市政、多様な対話によるイノベーションを目指す。
氷見市庁舎の開庁式は5月6日午前10時~11時。
その後、記念プログラムや新庁舎ガイドツアーなどが行われる。
会場は富山県氷見市鞍川1060番地(旧有磯高校)1階。
RBB TODAYより
投稿者 trim : 2014年05月05日 18:28