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2014年04月28日

空き瓶のリサイクル

韓国では、ガラス瓶は年間出荷量の95%が分別回収されているが、空き瓶のリサイクル率は85%にとどまっていることが分かった。

再利用の回数は平均8回と、日本の3分の1だ。
韓国経済新聞が伝えた。

空き瓶のリサイクルとしては、ビールや焼酎の瓶などを回収、洗浄して再利用する方法がある。
1本当たり平均50ウォン(約4.9円)のコストがかかる。
空き瓶を溶解炉で溶かして新しい瓶にするリサイクルの場合は平均160ウォンが必要だ。

韓国政府はリサイクル率を引き上げるために1985年から消費者に返還保証金(ビール瓶50ウォン、焼酎瓶40ウォン)を課している。
製品販売価格に上 乗せして徴収し、瓶が戻れば返還する。
しかし、回収過程で割れる瓶は10%と先進国より高い。卸・小売業者は回収により受け取る手数料が小さいために積極的に回収を行わず、瓶の保証金を返還しないケースも少なくない。
さらに耐熱ガラスの登場が効率を押し下げている。
耐熱ガラスは分別されず一般の空き瓶に交じって捨てられることが多い上、溶解処理のコストも余分にかかる。

環境部が発表した今年の空き瓶リサイクル義務率は76%だ。
これを満たせないガラス瓶の生産者に課された生産者分担金の一部は、リサイクル費用としてリサイクル事業者に支払われる。
リサイクル業界からは生産者分担金の一部でなく全額をリサイクル事業者に支給すべきとの意見も上がる。


NNAより

投稿者 trim : 2014年04月28日 11:59