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2014年04月15日

展望窓で箱根の自然満喫

箱根登山鉄道(神奈川県小田原市)は14日、11月1日から25年ぶりに導入する新型車両3000形を同市内で公開した。

従来の電車のイメージを踏襲しつつ、新たに大きな展望窓を設けるなど箱根の自然を満喫できるデザインに進化している。

コンセプトは「伝統と現代性を併せ持ち、箱根の風景に溶け込むデザイン」。


色は従来のイメージカラーとなっている緋色(ひいろ)とあかね色を引き継ぎ、シルバーを前面と側面に配色して力強さを表現した。

一方、車両の両端に大型ガラス、側面には大きな展望窓を新たに設け、四方から間近に箱根の自然を感じられるように設計。
デザインを担当した建築家の岡部憲明氏は14日の会見で「箱根の山を登り、降りてくるという景観的には世界でも例のない路線。乗客が自然と一体化した感覚を常に持ってもらうことを重視した」とデザインのポイントを説明した。

車内の座席や床は赤を基調とした暖色で統一。
テーブルが備え付けられたクロスシートを採用し、座りながらゆったりと自然を楽しめるようにした。

また、車内照明や前照灯などにはLEDを採用。
消費電力が少ない制御装置やオイルフリー型の電気空気圧縮機も搭載するなど、環境面でも配慮した。

製造する新型車両は今回公開された1両を含め計2両。
2両目は8月に完成予定で、総製作費は約8億円。
10月には一般向けの試乗会も実施される。

産経新聞より

投稿者 trim : 2014年04月15日 13:40