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2014年04月30日

「広告マット」沖縄県庁に登場

沖縄県が2011年度から取り組んできた広告マット事業でこのほど、導入後初めて広告主との契約が成立し、県庁舎の西口エレベーター1基内にゆうちょ銀行の広告マットが設置された。

年間の財政効果はまだ小さいものの、県は庁舎スペースを有効活用し、さらなる自主財源確保につなげたい考え。

この事業で収入増を実現した横浜市の先進事例を参考に事業の拡大を目指している。

県とゆうちょ銀行を仲介するダスキンサーヴ九州(福岡県、松田研二社長)によると、県庁舎の中にある広告マットのうち、県に入る収入は正面玄関前のマット1枚で年間約8万9千円、エレベーター1基内で約8万8千円。
ダスキン提供のマットを使用するため、購入や取り換えに掛かる費用なども削減できる。

ゆうちょ銀行との契約が成立したことで、マットのメンテナンス費用などは銀行側が負担し、県に広告収入も入るため、仮に年間契約できた場合、合計で年間約41万円の財源確保となる。

民間広告に比べて比較的導入しやすい価格帯であることから、これまで広告を控えてきた地元の中小企業が会社PRを推進できるというメリットもある。

事業を所管する県管財課の担当者は「今回の事例をモデルにすべての広告枠が埋まるよう努力する。これからも行財改革プランを基に自主財源確保に努めたい」と話した。
全国に先駆けて導入している横浜市は、年間約114万円の財源確保に成功しているという。

残る広告枠は正面玄関で4枚、エレベーター内(工事中の3枚を含め計9枚)を合わせて13枚。
県管財課は随時広告主を募集している。
申し込み方法などは県のホームページで詳細を見ることができる。
【伊禮由紀子】

沖縄タイムスより

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2014年04月29日

教習所でバイク体験フェス

エコ運転教習で知られる自動車教習所、ファインモータースクール(埼玉県)で29日、バイクファンに向けたイベント「まるごとバイクフェスティバル 2014」が開催された。

子どもから初心者、ベテランライダーまで約1,000人が来場し、試乗会やプロライダーによるデモ走行を楽しんだ。


同イベントは「見て・触って・体験できる」をモットーに、最新バイク39種類を集めた体験試乗会、子ども向けのミニバイク体験、初心者向けバイク体験スクールなどを開催。
さらに、ファインモータースクールが公式スポンサーを務めるトライアル国際A級ライダー本多元治選手によるパフォーマンスもおこなわれ、子どもから大人まで大型連休の一日を大いに楽しんだ。

毎年恒例となっている本多選手によるデモ走行では、この日、2回にわたりトライアル競技さながらのアクロバティックなパフォーマンスを繰り広げ会場を賑わせた。
本多選手は、「トライアルで子ども達もバイクに興味を持ってくれれば嬉しい。トライアルで必要な技術は、バイクで安全運転する上でも役に立つもの。バイクの楽しさと安全運転を僕なりに伝えていければ」と語り、会場の声援に応えた。

バイクの価値や楽しさを、年齢、性別問わず知ってもらうことを目指し開催を続けて来た「まるごとバイクフェスティバル」は今年で10周年。
震災直後は一時客足が減少したものの、年々来場者は増えて来ているという。
今後も、地元企業や販売店などと協力し長期視点での二輪人口の底上げを目指す。
【宮崎壮人】

レスポンスより

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2014年04月28日

空き瓶のリサイクル

韓国では、ガラス瓶は年間出荷量の95%が分別回収されているが、空き瓶のリサイクル率は85%にとどまっていることが分かった。

再利用の回数は平均8回と、日本の3分の1だ。
韓国経済新聞が伝えた。

空き瓶のリサイクルとしては、ビールや焼酎の瓶などを回収、洗浄して再利用する方法がある。
1本当たり平均50ウォン(約4.9円)のコストがかかる。
空き瓶を溶解炉で溶かして新しい瓶にするリサイクルの場合は平均160ウォンが必要だ。

韓国政府はリサイクル率を引き上げるために1985年から消費者に返還保証金(ビール瓶50ウォン、焼酎瓶40ウォン)を課している。
製品販売価格に上 乗せして徴収し、瓶が戻れば返還する。
しかし、回収過程で割れる瓶は10%と先進国より高い。卸・小売業者は回収により受け取る手数料が小さいために積極的に回収を行わず、瓶の保証金を返還しないケースも少なくない。
さらに耐熱ガラスの登場が効率を押し下げている。
耐熱ガラスは分別されず一般の空き瓶に交じって捨てられることが多い上、溶解処理のコストも余分にかかる。

環境部が発表した今年の空き瓶リサイクル義務率は76%だ。
これを満たせないガラス瓶の生産者に課された生産者分担金の一部は、リサイクル費用としてリサイクル事業者に支払われる。
リサイクル業界からは生産者分担金の一部でなく全額をリサイクル事業者に支給すべきとの意見も上がる。


NNAより

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2014年04月26日

「再利用」教育

「MOTTAINAI」という言葉と思想が今、世界でも注目を集めている。

日本に古くから根ざしている「もったいない」の精神は、決してセコイ考え方ではなく、物を大切にする心、どんなものも無駄にしない生き方をさしている。

今風の言い方をするならば、究極のエコといえるだろう。


そもそも、日本では昔から、質素倹約が美徳とされてきた。
ケチケチするのではなく、価値のある物を長く使う事は、日本人の美意識と合致するのだろう。
その証拠に、何百年という歴史のある文化財や建築物を悪くいう人はいない。

また、日本人は世界的にみても「工夫する」ことに長けた民族でもある。
高度経済成長期の頃は欧米の文化を取り入れ、工夫することで、戦後の貧しい状況から異例の速さで立ち直った。
時には、欧米文化の物真似と揶揄されることもあるが、単に物真似ではなく、一手間をかけることで、自分たちの生活に合った新しい文化として再利用してきたのだ。

日本でフリーマーケットが人気を集めているのも、そんな「もったいない」精神のあらわれではないだろうか。
このゴールデンウィーク期間中も各地でフリーマーケットが行われていて、家族連れで賑わっている。
経済的であるのはもちろんのこと、子供たちと一緒に掘り出し物を見つけるのはわくわくするイベントだ。

もちろん、フリーマーケットだけでなく、多くの企業も子供を対象として「再利用」の大切さを啓蒙する取組みを行っている。
例えば、木造注文住宅を手がける株式会社アキュラホームとグループ会社のオカザキホームは毎年、木の家を提供する企業として、子どもたちに木の素晴らしさを伝える「木望(きぼう)の未来プロジェクト」を行っている。

このプロジェクトは同社が2010年から、次代を担う子どもたちへ「森のすごさ」「木の素晴らしさ」「物づくりの楽しさ」の理解を深めてもらうことを目的に、間伐材を再利用して製作した小学校学習用机の天板を小学校に寄贈しているほか、森林の大切さや木の良さを伝える講演とカンナがけ体験をする出張授業「ふれあい授業」を行っている。

また、日本コカ・コーラ社でも、2006年から、子どもを対象に、森について学ぶウェブコンテンツの提供や全国各地で環境保全活動を実施する「森に学ぼう」プロジェクトを展開しており、環境保全活動に取り組む全国の小学校へ国産間伐材の鉛筆を贈呈するなどの活動を行っている。

ゴールデンウイークの過ごし方は人それぞれだが、子供のいる家庭は家族で出掛けたり、共に過ごす時間は多いだろう。
楽しいイベントや食事に出掛けるのもいいことだが、どうせなら子供たちの未来のために、「もったいない」や「再利用」の意味を、子供たちと一緒に考え直してみる機会にしてみてはいかがだろうか。
【藤原伊織】

エコノミックニュースより

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2014年04月25日

“走るレストラン”


光り輝く東シナ海を眺めながら、ホテルのラウンジカフェのような車内で、4時間ほどかけて沿線の旬の食材をゆったり味わう。

九州西海岸を南北に走る肥薩(ひさつ)おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」は編成の一部に連結される食堂車ではなく、列車そのものが食堂車だ。

完全予約制で今やおれんじ鉄道のドル箱観光列車になっている。

深みのある茄子(なす)紺(こん)色、2両編成の列車は「ななつ星in九州」などで知られる水戸岡鋭治がデザインした。
“ダイニング・カー”と称する1号車は指定座席数23席。
ミズメザクラやナラ材をふんだんに使った室内には可動式のイスが並べられ、2号車・指定座席数20席の“リビング・カー”にはレースのカーテンで仕切られた半個室席がある。

他に類を見ないのは、途中駅からも地元産の料理が積み込まれて車内で皿に盛り付けられ、次々に皿を変えてテーブルに並ぶことだ。
食器は緊急停車訓練を何度も重ねて開発された転倒しにくい陶器やガラス類が採用されている。

「おれんじ食堂」の運行開始は昨年3月24日。
週末や長期休暇を中心に年間215日、1日3便の運行で全国から観光客が訪れ、昨年11月までに1万人あまりが乗車、約1億1,800万円を売り上げている。

昨年8月8日には団体客用貸切列車「おれんじカフェ」も走り始めた。
軽食が楽しめて、大小さまざまなイベントなどに利用される臨時列車だ。
通常ダイヤの列車(1車両46席)が使われ、1時間程度の片道貸切でソフトドリンク込み6万円。
別料金で弁当やスープが付く。この「おれんじカフェ」、多いときは月に20本ほど予約が入る。

開業は10年前。
当初年間188万人だった輸送人員は2012年度には136万人まで急落。
毎年1億5,000万円から1億8,000万円の赤字が出る体質だという。
そんな鉄道会社がなぜ「おれんじ食堂」を導入できたのか。
昨年10月に就任した三代目社長の淵脇哲朗(66)はこう話す。
「水俣市が環境首都水俣創造事業を始めることになり、環境省が10億円の予算を付けました。そこから沿線を縦断する当社に観光商品の開発という名目で4,000万円、さらに熊本・鹿児島両県から500万円ずつの補助が加わり、当社負担分と合わせて5,700万円ほどでおれんじ食堂を企画、社員全員の努力で事業化にこぎつけたのです」

今年3月21日、「おれんじ食堂」のメニューが一新された。
営業部マネジャーの桑原林太郎(39)はこう話す。
「計画から試運転、運行まで半年かかりました。メニューの試食を何度も行い、ダメ出しを重ね、現時点で最高のメニューやサービス体制を確立しました」

新生「おれんじ食堂」は3便。
1便は出水駅→川内駅の朝食列車だ。
2便は川内駅→新八代駅。
黒豚を使ったオードブル類、魚料理、肉料理で三つの沿線レストランのコラボレーションランチが提供される。
3便は新八代駅→出水駅(Aコース)と出水駅→川内駅(Bコース)の二つ。
Aコースは地元産オリジナル菓子 を提供するスイーツ列車、Bコースはおれんじ食堂と水俣市の提携レストランが合作したスペイン料理。
AコースとBコースを合わせたプランもある。

「おれんじ食堂、そしてこの列車を通じての地域のブランド化、インバウンド(外国人旅行客の誘致)などを私たち営業スタッフが強力にプッシュしていきたい。この事業の成否が会社の今後を決めるからです」(桑原)
「おれんじ食堂」は肥薩おれんじ鉄道の生き残りの鍵を握る切り札なのだ。

読売新聞より

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2014年04月23日

e農産物に補助金

岡山県は22日、今年度から県産の有機農産物などを新たに「おかやまe農産物」と名付け、販売する店やメニューに使う料理店などに補助金を交付する新事業を始めると発表した。

流通販路の拡大が目的。
これまで農家への助成はあったが、セールスへの補助金は県内初で、全国的にもめずらしいという。

県は「環境に優しい農業を販路からも広めたい」としている。

県は昭和63年から、都道府県として初めて農薬・化学肥料を一切使わない「おかやま有機無農薬農産物」を県単独で認定。
有機JAS規格をベースに環境に優しい農業を推進してきた。
これまで岡山市北区高松で栽培されている無農薬野菜や倉敷の有機にんじん、蒜山の合鴨米など県内49事業者が認定されている。
ただし、基準の難しさやハードルの高さが障害になり、大規模な普及にはつながっていない。

このため、化学肥料の使用などを5割以上低減した「特別栽培農産物」(平成4年開始)や3割以上減らした「エコファーマー」(同13年開始)など、ややハードルの低い有機農産物をひとくくりに「おかやまe農産物」と命名。
流通や販売、提供などに支援することで裾野を広げる施策をスタートすることにした。

「e」はエコロジーの頭文字をとったもので、環境にやさしい農業への意欲を示しているという。

補助事業の受け付けは25日からスタート。
e農産物をメニューに使っている料理店や、消費者へ提供している販売店などが対象となる。
販路拡大やPR活動が認められれば、経費の最大2分の1を助成する。

県農産課は「これまでの認定制度は生産農家への支援がメーン。岡山の有機農産物を全国的に広めるためには、流通や販路の拡大が不可欠だと事業化を決めた。シェフが客の目の前で認定農産物を料理する料理店や農産物を販売するマルシェなどを想定している」と話した。

産経新聞より

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2014年04月22日

小規模企業を重点支援

経済産業省中小企業庁が月内の閣議決定を目指す平成26年版の「中小企業白書」の概要が21日、分かった。

安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」による景気回復の影響が、中小企業の約9割を占める小規模企業にまで十分に行き渡っていないと指摘。

その上で「景気回復の実感を届けていくことが必要」と強調し、小規模企業向け支援策の必要性を前面に打ち出した。


今年の白書は、従来は中小企業とひとくくりにされることが多かった小規模企業に焦点を当てた。
商業・サービス業では従業員5人以下、製造業などは同20人以下と定義される小規模企業は、白書によると平成24年時点で国内に334万社が存在するが、経営者の高齢化などにより平成21年(366万社)から3年間で32万社減った。

白書では足元の景況感について「景気は緩やかに回復しており、中小企業の業況も持ち直している」と分析した。
その上で小規模企業に特化した分析を設け、「全規模、中規模と比較して低い水準にある」と指摘。
この状況を踏まえ、小規模企業にも「景気回復の実感を届けていくことが必要」と強調した。

また、小規模企業への支援を強化するために、全国の商工会議所や金融機関など支援機関同士の連携促進が重要だと訴えた。
政府は3月上旬に閣議決定し、今国会での成立を目指す「小規模企業振興基本法案」にも各支援機関の連携強化など支援体制を整備するための施策を盛り込んでいる。

産経新聞より

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2014年04月21日

馬頭観音像を特別御開帳

約300年ぶりとなる修復作業で場所を移していたため、東日本大震災による損壊を免れたとみられる馬頭観音像が、山形県長井市の寺院・普門坊にある。

修復前は本体や台座の傷みがひどく、もともと祭られていた本堂で地震に遭ったら倒れて壊れていた可能性が高い。

今年のえとの午(うま)にもちなみ、普門防は27~29日の3日間、修復を終えた奇跡の秘仏、馬頭観音像を特別に御開帳する。


普門坊の本尊である馬頭観音像は台座を除いた高さが約2メートルで、馬頭観音としては東北最大級。
造られた時期は鎌倉時代までさかのぼる可能性があり、山形県の有形文化財に指定されている。

馬頭観音像は、老朽化した本堂の改修工事のため、2010年12月上旬、普門坊に隣接する遍照寺に移された。
その際に観音像本体や台座がひどく傷んでいることが判明。
東北古典彫刻修復研究所(上山市)に依頼し、約300年ぶりに本格修復することになった。

震災が発生したのはその3カ月後だった。
普門坊の女性住職玉橋佳燁(けいか)さん(31)は、本堂で被災していたら観音像は倒れるなどして手や足が壊れていた可能性が高いとみる。

近隣住民らの間にも「震災の難を逃れたのは奇跡」「まるで観音様が事前に危険を察知し動いたようだ」といった驚きの声が広がった。

馬頭観音像の御開帳は60年に一度で、前回は12年前だった。
次は48年後だが、300年ぶりの修復を記念して特別に一般公開することにした。

佳燁住職は「江戸時代以来の修復が無事終わった。多くの方に手を合わせていただき、その不思議な力を感じてもらえたらありがたい」と話す。
馬頭観音はあらゆる命に安らぎをもたらすとされており、御開帳には被災地の再生への願いも込めるという。

特別御開帳は27~29日の午前10時~午後4時。

河北新報より

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2014年04月20日

「企業ペット」の活用術

熱帯魚などの水槽があるオフィスは珍しくないが、近年、犬や猫、はたまたヤギなどの動物を飼う会社がひそかに増えている。

彼らの立ち位置は、話題づくり、社内の環境づくりなど会社によって様々だ。

人材サービス大手のパソナグループは、2011年2月に、大手町にある本社に2頭のヤギを社員として迎えた。
主な業務は受付・癒やし担当。


社屋で暮らしていたが、東日本大震災があったとき“疎開”して、現在は“休職中”。
その後同社は2013年7月にアルパカを社員に迎えた。
淡路島の地域活性プロジェクト拠点で活動を行っている。

また、アニマル・セラピー効果を狙う企業も少なくないようだ。
ペットフードを販売するマース ジャパン リミテッドでは、会社に2匹の猫が暮らしているほか、“ペット同伴制度”もある。
彼らは飼い主の足元や膝の上で過ごしているという。

「猫は場所につき犬は飼い主につくといわれているように、同伴制度を利用するのは犬を飼っている社員がほとんどです」(マース ジャパン リミテッド広報室・長谷川一美さん)

現在、制度を利用している社員は10人未満とのこと。
しかし制度開始以来、オフィス内にペットがいることで常に人が集まり、コミュニケーションが自然と生まれ、社内に笑顔があふれるようになったという。

新潟県の頸城建工では2011年、敷地内の除草と社員の癒やしを目的に、厩舎をつくり2頭の馬の飼育を試みた。
結果的には雪が積もる冬季の飼育が難しく中断、現在は再開するかどうか検討中とのこと。
乗馬クラブで馬の飼育経験がある企画室・渡部杏奈さんは次のように話す。
「馬は優しく寛容な動物。体格もよく、触れ合うことでセラピー効果があります」

アニマル・セラピーで生産性向上を目指す企業は今後も増えるかもしれない。
【駒形四郎】

web R25より

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2014年04月19日

震災被災地のがれきを有効活用

東日本大震災が東北地方に残した爪後は大きい。
3年経った今でも、被災地区はがれきの山で、整理のつかない状態のままだ。

政府、自治体、民間企業など被災地の復興に取り組んでいるが、なかなかスムーズには進まない。

大成建設15日、東日本大震災で発生したコンクリートがれきの有効活用技術を開発、宮城県発注による気仙沼処理区災害廃棄物処理業務にて実施適用したと発表した。


今回の実施適用は、コンクリートがれきの迅速な処理と資源化による、被災地の環境回復と復興に資することを目的としたもの。
この技術は、通常のコンクリートが材料とする天然の砂や砂利(骨材)の代わりに、震災によって発生した津波堆積物を含んだコンクリートがれきを、できるだけ簡便な方法によって建設資材であるセメント固化体として資源化する。

具体的には、コンクリートがれきを扱いやすい径80mm程度の大きさに破砕し、粒度調整は行わずに、水やセメントと混合し、コンクリートの基材として土木構造物などに適用する。
砂分に応じた水とセメントの最適な配合比率を独自に構築しているため、がれきの性状に大きく影響されることなく、常に安定した品 質を提供できるという。

最大の特徴は、構築した構造物が不要となり解体した後、解体により発生したがれきを、再び資源化できるということだ。
また、この「骨材の循環」は、大掛かりなプラントを必要としないため、同一場内でも可能だという。

気仙沼処理区災害廃棄物処理業務ではまず、2013年11月中旬に焼却炉解体のため全体を覆う大型の仮設テントの基礎コンクリート代替材として、この技術によるセメント固化体を約70m3適用した。
続いて、焼却炉解体が完了した14年2月下旬にはこの基礎コンクリート部分を撤去、破砕処理を行い道路用の 再生砕石として再利用した。

このように、迅速なコンクリートがれきの処理はもちろん、リサイクル・リユースによる骨材資源の良好な循環が構築され、天然骨材の省資源化に寄与すると同時に、作業の効率化、省力化による作業環境の向上と省エネルギー化が図れる。
また、従来の再生骨材を利用した場合に比べ、コンクリートがれきの処理と再 生利用に要したコストは2/3から1/2程度、時間は1/2から1/3程度となっているという。

大成建設では、この技術は震災復興関連事業だけでなく、一般の建設現場等で発生したコンクリートがれきにも幅広く適用可能なことから、今後はさらなる省資源化への貢献が期待されるとしている。
【慶尾六郎】

エコノミックニュースより

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2014年04月18日

傷んだボールを再活用

大阪ガスの硬式野球部が、傷んだボールを地元の福祉作業所で修繕してもらい、高校の野球部に寄贈する「ハートボールプロジェクト」が広がりをみせている。

昨年4月に始めてから、1年間で寄贈したボールは千個に到達。今年から参加する作業所も増える見込みだ。

東日本大震災の被災地の社会人野球チームと協力し、被災地の高校球児にボールを送る構想もあり、野球を通じた支援の輪ができつつある。

大ガス野球部で練習中に糸や革がほつれ、使用できなくなるボールは年間約200個。
1カ月程度でボールに不具合が出てくるといい、これまでは廃棄するしかなかった。
ボールの有効活用と野球を通じた社会貢献を模索していたなか、箱崎豊ヘッドコーチ(42)らの発案でハートボールプロジェクトは始まった。

地域貢献を掲げ、修繕を依頼する作業所とボールの寄贈先の高校は、大ガス野球部のグラウンドがある兵庫県西宮市内にこだわった。
15の作業所が参画し、硬式野球部をもつ市内12校が寄贈先に決まった。
作業所には1個あたり50~200円で修理してもらう。

この1年間で寄贈したのは千個。
野球部の倉庫で眠っていた4~5年分のボールが、高校球児に配られた。
硬式ボールは高価で、ボール不足に悩む高校も多いという。
箱崎氏は「再利用され、ボールも喜んでいるのでは」と話す。
作業所のスタッフを大ガス野球部の試合観戦に招くなど、作業所との交流も始まった。

大ガスは、今年から取り組みを広げる。
日本製紙の石巻硬式野球部(宮城県石巻市)にも同様の取り組みを呼びかける予定だ。
また、日本製紙石巻から西宮市の作業所にボールを送ってもらい、石巻市内の高校球児に寄贈する計画も構想中。
作業所のスタッフも被災地支援に関わる仕組みづくりを目指す。

箱崎氏は「作業所のスタッフの意欲もあがる。他地域でも同様の仕組みを広げていきたい」と話す。

産経新聞より

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2014年04月17日

タバコの吸い殻リサイクル

サンタフェナチュラルタバコジャパンは17日、米リサイクル会社テラサイクルとの共同プログラム「吸い殻ブリゲード」を始めると発表した。

回収したタバコの吸い殻を再生プラスチックや肥料にリサイクルするプログラムで、アジアでの展開は初となる。

サンタフェナチュラルタバコジャパンは、「ナチュラル アメリカン スピリット」など無添加タバコの輸入販売会社だ。


有機栽培されたタバコの葉を使ったオーガニック製品も販売している。
同社はプロモーション製品を再生素材で製造するなどリサイクルに力を入れ、米国本社では製造工程での廃棄物をゼロにする活動をしている。

吸い殻ブリゲードは吸い殻を回収し、フィルターはペレット化して再生プラスチック製品に、紙や葉の部分はコンポストして肥料にリサイクルするプログラムだ。

テラサイクルのサイトで登録すれば誰でも参加でき、家庭で集めた吸い殻をテラサイクル・ジャパンに送るとリサイクルされる。
吸い殻は銘柄を問わず、汚れたり湿ったりしているものでも問題ないという。

日本たばこ協会の報告によると、2013年の国内消費量は1,927億本だ。

これらは吸い終わればすべてゴミとなる。
従来、吸い殻のリサイクルは困難だとされてきたが、テラサイクルが2012年にリサイクル技術を開発した。
ガンマ線による処理でフィルターの殺菌を行う。
約5万本の吸い殻から工業用のパレット1枚(1kg程度)を製造可能だ。

吸い殻ブリゲードは2013年にカナダで始まった。個人有志や自治体との協力によって、これまでに260万本以上の吸い殻を回収している。

サンタフェナチュラルタバコジャパンは、販売店や消費者に回収協力を呼び掛けたり、地域の清掃活動で集めた吸い殻を提供したりする。

サンタフェナチュラルタバコジャパンの東智徳社長は、「オーガニックタバコを製造するメーカーとして、大地への責任や持続性を活動方針にしている。日本たばこ業界としての展開は予定していないが、当社としてゴミを減らすだけでなく、循環まで含めた形にしたかった」とコメントしている。

参加登録は17日からで、吸い殻の受け付けは22日から。
5月17日には江ノ島で、清掃活動団体「海さくら」との回収活動も企画している。
【佐藤理来】

オルタナより

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中小企業販路開拓へ

中小企業の販路開拓とビジネスマッチングを促す「ビジネスリゾート2014」が16日、川崎市幸区の市産業振興会館で開かれた。

市内を中心に91社がブースを出展し、自社の商品や強みを積極的にPR。

知的財産をテーマにした交流会のほか、市内唯一の相撲部屋、春日山部屋(川崎区)の力士による基本動作の披露なども行われ、多くの来場者でにぎわった。

県中小企業家同友会川崎支部(星野妃世子支部長)の主催で5回目。
出展企業は製造業やサービス業、不動産業など多岐にわたり、来場者と名刺交換や商品紹介をしながら、販路開拓につなげる異業種交流を行った。

出展企業のうち、新聞の折り込みチラシ制作などを手掛ける「東邦プラン」(同市幸区)の古川健一さんは「新たな顧客の開拓が最大の目的」と説明。
「普段 の営業活動では知り合えない人も来ている」と話し、来場者に自社の独自性を盛んにアピールしたり、質問に答えたりしていた。

一方、「商品の実物が見られて説明も受けられる。刺激になる」と話すのは、企業向けの新入社員研修などを展開する「Trust Cooperation」(東京都豊島区)の別府信太郎社長。
実際に1社と業務提携に向けて話し合いを進める方針といい、「提携すれば付加価値を付けられる。互いの強みを生かして連携していきたい」と手応えをつかんだ様子だった。

会場では、「なぜ、川崎モデルは成功したのか?」を今月下旬に出版するシンクタンク・ソフィアバンク代表の藤沢久美さんが記念講演。
また、プロの技を体感できるイベントも開催され、春日山部屋の力士が股割りなどを披露したほか、川崎新田ボクシングジム(同市多摩区)や女子プロレス団体「ワールド女子プロレス・ディアナ」(同市川崎区)などもブースを出展した。

神奈川新聞より

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2014年04月16日

ふるさとは「ラジコ」を聴いて思うもの

ラジオという昔ながらのメディアで4月、聴取環境に大きな変化が生じた。

民放ラジオをインターネットで同時配信している「radiko.jp(ラジコ)」が、全国60局の放送について配信地域を越えて聴くことができる有料サービスを開始し、聴ける局数が飛躍的に増えたのだ。

全国で聴取可能になった豊かなローカル番組の世界を紹介しつつ、ラジオのネット活用の現状と課題を探る。


エリアフリー化を実現するのは、月額378円の「ラジコプレミアム」。
ラジコは端末の位置情報などから利用地域を判定し、対象エリアの放送に限って配信する仕組みを採用している(東京では現在13局)。
プレミアムではこの地域制限をなくした。

民放連加盟のラジオ100局のうち、ラジコには68局が参加しており、このうち60局が聴き放題となる。
権利処理の関係で一部タレントの出演番組など配信されない番組もあるが、全体の数%にとどまるという。

以前から要望が多かったエリアフリー化によって、故郷から離れて暮らす人が地元の番組を聴いたり、地方リスナーが都市部の番組を楽しんだりと、幅広い活用が期待される。
ラジコの青木貴博業務推進室長は「プロ野球ファンがひいき球団のおひざ元の番組を聴いたり、出張先で『いつもの番組』を聴いたりもできる」と提案する。

ラジオには他のメディアより地域密着の番組が多いという特色があるが、その分、自分が知らない土地の放送番組には不案内になりがちだ。
地方の民放ラジオに詳しい放送作家の石井彰さんは「ローカル番組にはそれぞれとがった個性があり、地元以外のリスナーでも楽しめるものは多い」として、おすすめ番組を教えてくれた。

CBCラジオ「つぼイノリオの聞けば聞くほど」や東海ラジオ「宮地佑紀生の聞いてみや~ち」は、ともに男女パーソナリティー同士のやり取りが魅力。
石井さんは「首都圏ラジオで女性はアシスタント的な役割を務めることが多いが、男性に遠慮をしないトークが新鮮で面白い」と語る。

KBS京都「早川一光のばんざい人間」は、90歳の医師が司会を務めるシニア向け番組。
観客の高齢者を即興芝居に参加させたり、オリジナルソング「ぼけない音頭」を披露したりと、ユニークな企画が多い。

石井さんが「九州ナンバーワンの音楽番組」と太鼓判を押すのがFM福岡「BUTCH(ブッチ) COUNTDOWN RADIO」だ。
動物から高齢者まで自在に声を操るBUTCHさんが、おもしろおかしいトークを交えながらヒット曲を紹介する。

こうした番組に共通するのは、個性の強い人気パーソナリティーの存在だ。
表中にはないが、CBCラジオは今月、14年ぶりに自局の若手アナウンサーが担当する深夜番組「ナガオカ×スクランブル」(火~金曜午後10時)の放送を始めた。

かつてはニッポン放送「オールナイトニッポン」をはじめ、局アナが深夜番組を担当して若者から支持を集めた番組は多かった。
ただ、近年の深夜番組はタレント中心。
地方局も首都圏の番組を放送しているケースが目立つ。

石井さんは「若いリスナーを獲得するには若いパーソナリティーの育成が必要。CBCラジオの挑戦はうれしい」と歓迎。
その上で「タレントもいいが、身近なお兄ちゃん、お姉ちゃんが話しかけてくれる『近さ』がラジオの根源的な魅力の一つ。地方局はエリアフリーで『中央』を意識するのではなく、ローカル性を追求してほしい」と注文する。

一方、「勧めたいがプレミアムに参加していない局の番組も多い」と石井さんは残念がる。
そもそも、なぜエリア制限は設けられ、ラジコや同プレミアムに未参加局があるのだろうか。
そこには、業界や各局の「複雑な事情」が存在している。
【三品貴志】

Radiko.jp(ラジコ)
民放ラジオの聴取機会拡大や難聴取地域解消を目的としたインターネット配信サービス。
現在、パソコンやスマートフォン、タブレット端末で利用できる。
平成22年、東京、大阪の民放13局と電通が中心となって法人を立ち上げ、本格運用を始めた。
平成23年3月の東日本大震災直後には、当時参加の全13局がエリアフリーとなり、被災地の7局については約1年間、全国から聴取可能とされた。
現在、エリア制限がある無料のラジコには全国68局が参加。
月平均で約1,300万人が利用している。

産経新聞より

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2014年04月15日

展望窓で箱根の自然満喫

箱根登山鉄道(神奈川県小田原市)は14日、11月1日から25年ぶりに導入する新型車両3000形を同市内で公開した。

従来の電車のイメージを踏襲しつつ、新たに大きな展望窓を設けるなど箱根の自然を満喫できるデザインに進化している。

コンセプトは「伝統と現代性を併せ持ち、箱根の風景に溶け込むデザイン」。


色は従来のイメージカラーとなっている緋色(ひいろ)とあかね色を引き継ぎ、シルバーを前面と側面に配色して力強さを表現した。

一方、車両の両端に大型ガラス、側面には大きな展望窓を新たに設け、四方から間近に箱根の自然を感じられるように設計。
デザインを担当した建築家の岡部憲明氏は14日の会見で「箱根の山を登り、降りてくるという景観的には世界でも例のない路線。乗客が自然と一体化した感覚を常に持ってもらうことを重視した」とデザインのポイントを説明した。

車内の座席や床は赤を基調とした暖色で統一。
テーブルが備え付けられたクロスシートを採用し、座りながらゆったりと自然を楽しめるようにした。

また、車内照明や前照灯などにはLEDを採用。
消費電力が少ない制御装置やオイルフリー型の電気空気圧縮機も搭載するなど、環境面でも配慮した。

製造する新型車両は今回公開された1両を含め計2両。
2両目は8月に完成予定で、総製作費は約8億円。
10月には一般向けの試乗会も実施される。

産経新聞より

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2014年04月14日

「エコペットペーパー」

4月6日までに全線の運転を再開した三陸鉄道の記念乗車証明書に、帝人のリサイクルポリエステル紙「エコペットペーパー」が採用された。

帝人は「リサイクルポリエステル紙がこのようなチケット類に採用されるのは、世界で初めて」としている。

三陸鉄道は、岩手県内の宮古(宮古市)~久慈(久慈市)間71.0kmを結ぶ北リアス線と、盛(大船渡市)~釜石(釜石市)間36.6kmを結ぶ南リアス線を運営している第三セクター。


2011年3月の東日本大震災による津波で南北両線とも路盤が流失するなどの壊滅的な被害を受けた。
その後順次復旧し、今年4月5日に南リアス線、翌6日に北リアス線が全線の運転を再開している。

「エコペットペーパー」は、帝人グループの再生ポリエステル繊維「エコペット」を原料とした、ポリエステル製の湿式不織布。
帝人によると高い耐水性があり、ぬれても破れにくい。
この特長が「全線運行を再開する三陸鉄道の『夢が破れない』というイメージと合致」することから、記念乗車証に採用されたという。

記念乗車証は南リアス線用と北リアス線用の2種類あり、各線で運用されている車両のほか、区間ごとの運転再開日を記した路線図がデザインされている。
各1万枚限定で、全線の運転再開以降に三陸鉄道の各線を利用した人に無料で配布されている。

帝人は「エコペットペーパー」を屋外で使用する記録用紙のほか、ハザードマップやトリアージタグなどの災害対策用品としても展開している。
今回、三陸鉄道の乗車証明書に採用されたのを機に、「水に強い環境配慮型の印刷用紙」として屋外で使用される入場券やポスターなどの用途にも拡大展開するとしている。
特定の地域で回収したペットボトルなどを原料とした「エコペットペーパー」を同じ地域で災害対策用品や入場券、ポスターなどの印刷用紙に使用する、「地産地消型リサイクル」も提案していくという。
【山内博】

レスポンスより

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100%藻類バイオ燃料で油圧ショベル

日立建機は、藻類よりできたバイオ燃料を100%の濃度で使用し、世界で初めてハイブリッド油圧ショベルで500時間の稼働を達成したと11日に発表した。

日立建機ではCO2排出が少なく、燃費の良い製品の製造を環境ビジョンに入れており、化石燃料の使用量を抑えた低燃費の建設機械の研究開発を進めている。

環境適合製品の比率を高めるため、電動式油圧ショベルやハイブリッド油圧ショベルなどを製品化してきた。

また、多様化する燃料の様々な研究も行っており、バイオ燃料の中でも代替として注目されている「微細藻類から製造されたバイオ燃料」を100%の濃度で用いて、上記の低年費製品の中からハイブリッド油圧ショベルZH200を使用し、稼働時間の試験を行った。

バイオ燃料とはバイオマスを用いた燃料で、植物や食料品廃棄物など生物由来の有機性資源となる。
大気中のCO2を吸収して成長した植物の油から作られるため、地球環境上のCO2削減に寄与できる。
さらに微細藻類は淡水や海水だけでなく、陸上にも生育する微小な植物プランクトンであり、大きさは数マイクロメートルから数10マイクロメートルだが、パームヤシやトウモロコシなどの油性植物を大幅に上回る効率で油を生産できる。
食料需給などと競合せずに化石燃料からの依存度を減らし、持続可能な社会の実現に貢献する可能性を秘めていると言われる。

本稼動試験にあたり、世界の10数社の藻類バイオ燃料を検討し、ディーゼルエンジンの稼働に適しているとしてアメリカのソラザイム社の「ソラディーゼル RD」を選択した。
この燃料は硫黄分や芳香族分を含まずさらに自己着火し易く、排出ガス性状の改善や急激な燃焼を防止する効果という従来のバイオ燃料にはない特徴がある。

この稼働試験は道路整備などが事業で、バイオ燃料を通じ、環境問題に取り組む前田道路株式会社の協力を得て13年9月から福島県郡山市の前田道路郡山合材工場で実施された。

エンジンメンテナンスサイクルの500時間を目標に設定し、データ収集は通信衛星システムで遠隔で監視、分析した。
11月、ついに500時間を達成しオペレーターも「軽油と同等のパワー」とのことであった。

今後は500時間以上の稼働や他機種への適用性が検討項目となり、製品への適用を目指すとの事である。
近年様々な企業が多様なエネルギーについて研究、開発しており今後のエネルギー事情は興味深い。
【高井ゆう子】

エコノミックニュースより

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2014年04月12日

ウルトマンタロウ街路灯

ウルトラシリーズのキャラクターをまちづくりに活用している東京都世田谷区の小田急線祖師谷大蔵(そしがやおおくら)駅周辺に新名物が誕生した。

祖師谷商店街振興組合が「北通り」「西通り」に設置したウルトマンタロウの街路灯だ。

実はウルトラ兄弟の街路灯は近隣に設置されているが、兄の「帰ってきたウルトラマン」と「エース」を差し置いてタロウが採用されたのだ。


その真相に迫ってみた。
街路灯は、ウルトマンタロウの目を模したLED(発行ダイオード)の電灯の後ろに「角」のようなウルトラホーン型金属板が取り付けられている。
駅の北通りと西通りを中心に従来の蛍光街路灯を交換し、82基が設置された。

東京都と区は、環境に配慮した街路灯設置を進める対策を自治体を通じて全国の商店街に指導していて、祖師ケ谷大蔵駅の北地区の商店主らで構成する祖師谷商店街振興組合が平成23年に計画した。

円谷プロダクションの本社は現在、東京都渋谷区に社屋があるが、かつては祖師ケ谷大蔵駅の南の世田谷区砧7丁目に本社があった。
「特撮の神様」と呼ばれた円谷英二氏の自宅が祖師谷3丁目にあり、この地はまさにウルトラファミリーの故郷といえる場所だ。

世田谷区は平成17年、円谷プロダクションの協力を得てウルトラマンシリーズのキャラクターを活用したまちづくりを祖師谷地区の3つの商店街にもちかけ、“ウルトラマンの街”づくりが始まった。

祖師谷大蔵駅前にはウルトラマン像があり、周辺商店街には「帰ってきたウルトラマン」などをイメージした「ウルトラマンゲート」が3つある。

駅の南に位置する祖師谷みなみ商店街が平成21年にウルトラマン、最北に位置する祖師谷昇進会商店街が平成22年にウルトラマンとウルトラセブンをかたどった街路灯をそれぞれ設置した。

ただ、一つ気になったことがある。順当なら兄弟の「帰ってきたウルトラマン」「ウルトラマンエース」の街灯が当然なければならないはず。
兄を差し置いて、抜擢された理由を、祖師谷商店街振興組合の理事会関係者に聞くと、あっさりと答えが返ってきた。

「一番カッコイイから」

…。

理事会によると、デザイナーに何種類か製作してもらったところ、この言葉が相次ぎ、タロウに決まったそうだ。

夜間、ウルトラ兄弟に見守られたら、街も心強いに違いない。

さてタロウ街路灯設置を記念して、今月13日、駅前広場で式典が開催され、スタンプラリーも実施する。
スタンプラリーは指定された5つの商店でそれぞれスタンプを集めると、先着300人に商店街オリジナルウルトラマンタロウトートバックがもらえるとか。
詳細は「そしがやどっとこむ」へ。
さっそく行ってみよう!
【昌林龍一】

産経新聞より

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2014年04月11日

中小企業とのマッチングを促進

東京都は4月10日、民間の就職情報サイトと連携して「若者就活応援プロジェクト」を実施すると発表した。

若者と中小企業との効果的なマッチングを促進することが目的。

また、プロジェクトへの参加企業を100社程度募集している。


同プロジェクトでは、就職情報サイト「マイナビ2015」に東京都の特設ページ「TOKYO JOB ORE!」を開設し、雇用環境の整備に積極的であるなど一定の要件を満たす中小企業の求人情報などを掲載する。
そのほか、中小企業などへの理解を促進するイベント「しごと発見カレッジ」や、特設ページ掲載企業が参加する合同就職説明会「TOKYO JOB ORE!FESTA」などを開催し、中小企業への就職を支援していく。

対象求職者層は2015年3月新卒者、または既卒者、第2新卒を含む20代の求職者。
募集対象となっている企業は、ワークライフバランスの推進や従業員へのサポートの充実などに積極的に取り組む、従業員300名以下の都内に本社または事業所を置く中小企業。
プロジェクトの中で、参加企業に対する採用力強化研修、内定者向けの研修なども行うという。

特設ページの公開は6月2日(月)、「しごと発見カレッジ」「TOKYO JOB ORE!FESTA」の開催は8月、10月を予定している。
【黄金崎綾乃】

リセマムより

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2014年04月10日

産廃13品目を再利用

琉球セメント(浦添市、西村聰社長)はこのほど、県から産業廃棄物処分業許可を取得し、今月にも名護市の屋部工場で鉄くずや廃プラスチック、廃 油などの産業廃棄物13品目をセメント製造の原料や燃料に再利用していく。

同社はこれまで、木くずや市の一般廃棄物の再利用を進めており、リサイクル事業にさらに力を入れることで、天然資源の保全にもつなげるとしている。

同社は2009年に木くず処理、2011年に名護市の一般廃棄物焼却灰の処理をスタート。
同工場では2012年度に約11万6千トンの廃棄物を再利用し、セメント製造1トン当たり、233キロを使用している。
今年3月30日付で県の許可が下り、新たに燃え殻、鉱さい、がれき類、繊維くずやゴムくず、ガラスくずなど、13品目を受け入れるという。

セメント製造には酸化カルシウムや二酸化ケイ素、酸化アルミニウムなどを含む原料が必要だが、廃棄物のガラスくずや鉄鋼さい、空き缶などにはシリカやアルミ、鉄などが含まれ、同社の中村秀樹常務は「全てセメントに必要なものでごみはほとんど出ない。高温処理なのでダイオキシンの心配もない」と説明。

受け入れ品目拡大に向けて、同社は新たに粉砕器や中間タンクなどの施設整備も実施。
すでに全国では1トン当たり469キロと廃棄物利用は進んでおり、同社は「まずは年間に300キロの再利用を目指し、全国に近づけたい」としている。

沖縄タイムスより

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2014年04月09日

エコ住宅新築が全国一 石川

二酸化炭素の排出が少ない「エコハウス」の新築比率が、石川は全国でも断トツに多いことが8日分かった。

昨年1年間の県内の新築住宅のうち、国に低炭素 住宅と認定された「エコハウス」の比率は3.3%と、全国平均の0.4%を大幅に上回った。
件数でも168件と、首都圏の1都2県に次いで4番目に多く、県独自の補助制度が数字を押し上げたとみられる。

低炭素住宅は、厚い断熱材や太陽光発電システム、省エネの冷暖房が採用されているかどうかが主な認定条件となる。
蓄電池やヒートアイランド対策、劣化軽減対策など8項目のうち、二つ以上取り入れる必要もある。

国から認定を受けると、10年間にわたって住宅ローンが減税され、借入額に応じて最大500万円が控除される。
一般住宅でローン減税を受けるより、100万円節約できる。

国が昨年認定したエコハウスは、石川の168件に対し全国平均は42件。
石川より多かったのは埼玉、東京、神奈川と石川よりはるかに人口規模が大きい都県だった。

県によると、新築時に15万円を補助する県の制度の利用者が、前年を100人上回る300人に増えたという。
県は「県の認定を受ければ、国の基準は簡単にクリアする」としており、住宅メーカーが補助制度を営業の材料に使ったことも後押ししたとみている。

県温暖化・里山対策室の担当者は「今後もエコ住宅を普及させる取り組みをサポートし、全国トップを維持したい」と話した。

北國新聞より

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2014年04月08日

XP、サポート終了とは何か

4月9日に終了するウィンドウズXPのサポート終了とは何かまとめた。



どうしてウィンドウズXPのサポートを終了するのか


XPを発売した2001年にはインターネット利用者が5,000万人だったが、2013年には27億人まで増えてハッカーの攻撃対象が広がった。
ハッカーの攻撃も高度化しており、12年半前に提供が始まったXPパソコンの安全性は脆弱(ぜいじゃく)で狙われやすくなっている。
MSはより安全な環境でパソコンを利用してもらうためにサポートの終了を決めた。


サポート終了でどのような影響が出るのか


これまでMSはOSの弱点を修正するプログラムを月1回ペースで提供してきた。
4月9日が最後の提供となり、それ以降は弱点の修正がなくなるため、ハッカーの攻撃対象になりやすくなってしまう。


危険性はどれくらい高いのか


XPのウイルス感染率は最新OSの「ウィンドウズ8」の21倍となっており、サポートの終了でさらに危険性が高まる。
最近ではデータを盗まれるだけでなく、自分のパソコンが犯罪に利用されるケースも出ている。
なりすまし詐欺や、オンラインバンクから金銭を盗む犯罪なども起きている。
警視庁によると、2013年のネットバンキング利用者の預金の不正送金被害額は14億円もあった。


危険を防ぐにはどうすればいいのか


MSや総務省などは4月9日以降にはXPパソコンでインターネットに接続しないように注意喚起している。
USBメモリーなど外部装置からウイルスに感染する可能性もある。
このためMSは最新の安全ソフトが組み込まれたウィンドウズ8パソコンへの買い替えを勧めている。
OSをアップグレードしても使えるが、最新のソフトやハードが使えないケースもある。

SankeiBizより

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2014年04月07日

中小企業のワークライフバランス支援策

東京都は4月3日、労働時間の削減等、仕事と生活との両立支援体制の整備といった働き方の見直しに取り組む中小企業の事業主を応援するため、ワークライフバランス推進助成金とワークライフバランス推進専門家派遣の申請受付を開始することを発表した。

ワークライフバランス推進助成金は、仕事と生活の両立を図るため、在宅勤務、モバイル勤務といった多様な勤務形態の実現等、ワークライフバランスの推進にかかる経費を助成するもの。

助成の対象となる費用の例としては、社内ニーズ調査分析費用、法基準を上回る制度を導入するための就業規則の策定費用、ファミリー デー等従業員の家族等の懇親事業の実施費用、在宅勤務制度やモバイル勤務制度等の新規導入費用、社内研修費用など。

申請資格は常時雇用する労働者を2名以上雇用し、都内に本社を置く、中小企業等であることで、助成限度額は毎年度あたり100万円、助成期間は最大2年度以内。
申請期間は4月4日から12月26日、電話で申請日を予約できる。

専門家派遣は、社会保険労務士や中小企業診断士等の専門家による働き方の見直しの推進に向けた具体的な助言・提案が受けられる。

申請資格は都内に本社を置く中小企業等であること、同事業における「専門家派遣」を過去に利用していないこと、「助成金」の取組内容と同一でないこと。
派遣回数は1社5回まで、原則1回2時間以内となり、派遣料は無料。
申請書は「TOKYOはたらくネット」にて入手可能。

今後、都内各所で助成金の内容詳細、手続等に関する説明会が実施される予定。

マイナビニュースより

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2014年04月06日

サメ漁

サメ漁獲高が日本一の宮城県気仙沼市の気仙沼遠洋漁協が、「海のエコラベル」といわれる国際認証の取得を目指している。

フカヒレ以外の部位も活用する気仙沼のサメ漁の持続可能性を証明することで、自然保護団体による規制の動きに先手を打ち、産地の差別化で東日本大震災からの復興につなげる狙い。

現在予備審査中で、早ければ6月にも本審査に入る。


英国に本部がある国際機関「海洋管理協議会」(MSC)による認証で、産学協同でプロジェクトを進めている。
主導する北海道大サステイナビリティ学教育研究センターの石村学志(がくし)特任助教は「認証を得た気仙沼のサメが流通すれば、違法な漁法のフカヒレを市場から排除することにもつながり資源保護に資する」と自信を見せる。

気仙沼の2012年のサメ類水揚げは8,764トンで震災前の約7割。
最も多いヨシキリザメで1キロ200円以上だった価格も、150円を下回る。
高級食材のフカヒレ需要の世界的な下落も追い打ちをかけている。

サメ漁を巡っては、ヒレだけを切り取って海に捨てる「フィニング」漁法が1990年代に問題化。
中国政府が昨年末、公式の夕食会でフカヒレ料理を出さないと表明するなど、逆風が続いている。

気仙沼のサメ漁は、そうした漁法とは無縁。
肉以外にも、皮は財布や時計のベルトなどに、骨はサプリメントの原料などに加工できる体制も整っている。
ヨシキリザメは、国際自然保護連合の絶滅危惧種リストで「低リスク」に分類され、資源量も豊富だ。

だが、2011年2月に英紙が否定的に報道。
漁協内から和歌山県太地(たいじ)町のイルカ漁のように海外の環境団体から反対運動が起きかねないと懸念する声も上がり、逆風を追い風に変える切り札としてMSC認証の申請を決めた。
斎藤徹夫組合長は「誇りを持って漁を続けるためにもMSCで国際的に認められ ることは重要だ」と期待を託す。
【井田純】


MSC漁業認証
持続可能で適切に管理され、環境に配慮した漁業を認証する制度。
漁期、漁獲量、漁法など80項目について審査される。
国内では、京都府のアカガレイ、ズワイガニ、北海道のホタテの漁が認証を受けている

毎日新聞より

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2014年04月04日

ウリボーライド

超小型モビリティと呼ばれる2人乗り電気自動車(EV)を観光客に貸し出す「ウリボーライド」事業が、今春も神戸市の六甲山と摩耶山で始まった。

ウリボーを模した外観だが、走りはいたって静かで、訪れた人たちからは「カワイイ」との歓声も。

環境に優しいEVに乗り、新緑を満喫しながら山頂周辺の観光地を自由に巡ることができる。

EVは丸みを帯びた形で、全長2.3メートルの日産自動車製。
6時間のフル充電で走行距離は約100キロ。
車体のラッピングは、神戸芸術工科大学の学生たちがデザインした。
昨秋に5台導入され、今春から10台に増やす。

六甲山でシイタケ栽培を手掛ける六甲産業の売店(丁字ケ辻EVセンター)、六甲山牧場、オテル・ド・麻耶の3か所で貸し出し、摩耶ロープウェー「星の駅」でも貸し出しを受け付ける。

運転には普通免許が必要で、初回利用前に講習を受ける(1,000円)。
利用料は1時間1,000円(土・日曜、祝日1200円)。
9時~17時。
冬季休。

読売新聞より

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2014年04月03日

「仮面ライダーメモリアルレザージャケット」

バンダイは通販サイト「プレミアムバンダイ」で、仮面ライダーをモチーフとしたレザージャケット「ハロルズギアDG 仮面ライダーメモリアルレザージャ ケット」を7月に発売する。

価格は151,200円(税込)で、サイズはM、L、XLの3種類。
使用される皮は牛革となる。

ハロルズギアはヴィンテージモーターサイクルウェアブランドとして1984年にスタートした日本国内のメーカーで様々なこだわりを持って作品を制作している。

2014年は、ハロルズギアのブランド設立30周年となる。
また、現在公開中の「平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊」は、平成仮面ライダー15作品を記念し、劇場版仮面ライダーでは38年ぶりに藤岡弘さんが仮面ライダー1号に変身する作品となる。
仮面ライダー1号をモチーフとした「ハロルズギアDG 仮面ライダーメモリアルレザージャケット」はまさにメモリアルなプロダクトとなる。
「ハロルズギアDG 仮面ライダーメモリアルレザージャケット」はライダースジャケットとしての機能、デザイン、着心地を最優先に考えながら、“仮面ライダー1号”の要素を取り入れてデザインされている。

仮面ライダー1号の要素として取り入れたものは、“背中の羽”と腕と脇腹に入った“白い2本のライン”。
背中の羽部分はボディと同色で、縫製処理だけでさりげなく主張したものとなっている。
ボディ両サイドと肩から腕にかけての白い2本ラインは土に還る革「ポルティラ エコレザー」を使用。
裏地は仮面ライダーの胸にある“コンバーターラング”を彷彿とさせるカーキ色となっている。

仮面ライダー1号の本郷猛は科学者でありながらオートレーサーでもあり、彼を支える“おやっさん”こと立花藤兵衛は立花レーシングチームのオーナーである。
今回のジャケットは「もしも、ハロルズギアが、立花レーシングクラブという独立系ワークスから、オフィシャルレザーウェアを依頼されたら?」というコンセプトを基に開発をスタートしたという。

商品からは極力“仮面ライダーらしさ”は抑えられており、裏地に縫い付けられたエンブレムを見せなければそれとは気づかれないだろう。
2本のラインや背中の羽は“わかる人にはわかる”デザインであり、“ヘルメットを被って、グローブをはめて、バイクに乗る”ことで、「走り去る後ろ姿だけが仮面ライダーに見える」という大人の心をくすぐる遊び心が込められている。
縫製は国内縫製工場にて1枚1枚丁寧に仕上げているということで、生産数も少ない。
早めの注文を心がけたい。

Impress Watchより

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2014年04月02日

焼津市、全職員にタブレット

業務の多様化などに対応するため、焼津市は今春、全職員にタブレットパソコンを配備した。

総務省所管の地方自治情報センターによると、全職員へのタブレットパソコン導入は全国の自治体で初めて。

画面サイズは11.6型で、特別職を含めて672人分。

OSにはウインドウズを搭載した。
多機能の特性を生かして庁舎内の会議や打ち合わせなどに活用し、ペーパーレスにつなげる。
所属長の許可を得た上で庁舎外への持ち出しも可能で、市民に画面を示しながら各種説明を行うこともできる。
デスクでの通常業 務時にはキーボードや21.5型の専用ディスプレーと接続して使用。
従来よりも大画面で作業ができるようになる。
数カ月のうちには無線通信の環境を整備する計画。
非常時には緊急でテレビ会議を開くこともできるようになる。

タブレットパソコンの導入は職員が従来使用していたノート型パソコンの更新に合わせて行った。
事業費は5年間で8,665万6,500円。
1台当たりの経費は従来のノートパソコンよりも3割程度削減できる。

市は1日、タブレットを使った幹部会議を初めて行った。
中野弘道市長は「市行政の業務スタイル変革の好機。
いつでも、どこでもインターネットに接続できる『ユビキタス社会』の到来に向けた一歩にもなる」としている。

静岡新聞より

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2014年04月01日

技能者育成へ訓練校

建設現場の人手不足に対応しようと、大林組は1日、取引相手の専門工事会社約900社の若手社員を対象にした職業訓練校を開設する。

東日本大震災の復旧工事や、公共事業の増加により現場の技能者が不足。

大林組は、技能者の減少に歯止めをかけようと、首の疲労を軽減するスーツの開発や日当の補填(ほてん)などの待遇改善策に取り組んでおり、今回の訓練校の開校もその一環だ。


訓練校は埼玉県八潮市の大林組の研修センターに設立され、5月の大型連休明け以降、足場を組み立てるとび職や鉄筋工、コンクリートを固める枠を作る型枠工を順次、育成する。
期間はそれぞれ最大3カ月間で、初年度は各職種10人前後となる。

技能者育成をめぐっては、各専門工事会社や業界団体が研修を担っているが、大林組のようにゼネコン(総合建設会社)が訓練校を設置するのは珍しい。

全国の技能者数は、1992年の408万人から2011年に316万人と23%の減少となった。
大林組は「労働者の高齢化などもあり、技能伝承の途絶が 懸念されている」と危機感を抱いており、省力化工法の採用や労働環境の改善などを通じて、専門工事会社の新規採用への貢献にも力を入れる。

北海道大と共同開発した、上向き作業時に首の疲労を軽減し、作業効率を改善する「上向き作業軽労化装具(疲れ知らずスーツ)」もその一例だ。
すでに桟橋補修工事や設備配管工事に導入されており、将来的にロボット式装具の開発を目指す。

また、2011年度から「大林組認定基幹職長(スーパー職長)」制度が導入され、優秀な技能者を選定し、建設現場で勤務した日につき日額3,000円、または2,000円を支給している。

SankeiBizより

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