« 「営農再建は急務」 | メイン | 梅の調味残液を再利用 »
2014年03月07日
災害に強い街路灯
「ハッピーロード」の愛称で親しまれているJR川崎駅西口の「川崎南河原銀座商店会」(川崎市幸区)に、「ソーラー発光ダイオード(LED)街路灯」4基が設置された。
東日本大震災をきっかけに、国や市の補助を受けて導入したもので、商店街が太陽光発電を利用したLED街路灯を設置するのは市内で初めて。
関係者は「有事の際にも自家発電で明かりをともすことができ、地域の安全にもつながる」と話している。
東日本大震災に伴う計画停電が実施された際、同商店会は停電の対象エリアになった。
理事の西健治さん(58)によると、商店街の両端に位置する交差点は日ごろから交通量が多く、停電で明かりの消えた交差点では、車両や歩行者が立ち往生し、近隣住民からは不安の声が聞かれたという。
導入には国の「商店街まちづくり事業」と市の「商店街エコ化プロジェクト事業」を活用。
車両や歩行者の助けになるよう、これらの交差点を照らす形で、約800メートルある商店街の両端に2基ずつ設置した。
さらに、街路灯24基を従来の水銀灯からLED灯に交換。
これによって、年間約65万円掛かっていた電気代について、「25万円ほどに減るのでは」と期待を寄せる西さん。
防犯カメラも12台設置し、犯罪の抑止などにつなげたい考えだ。
「ラゾーナ川崎プラザ」にも近い同商店会。
1965年ごろの最盛期には約80店舗が加盟していたが、現在は約半数に減少。
当時子どもだった西さんは「縁日にはたくさん店が出て、人が歩けないくらいにぎわっていた」と振り返る。
「街路灯などを設置し、『安全・安心』をアピールすることで、商店街の活性化にもつなげたい」と意気込んでいる。
神奈川新聞より
投稿者 trim : 2014年03月07日 13:53