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2014年03月05日

沖縄沖に新熱水源

海洋研究開発機構は4日、沖縄県の北西約150キロメートル、深さ約1,000メートルの海底で、鉱床の成り立ちにかかわる高温の熱水が噴き出す「熱水噴出域」を新たに見つけたと発表した。

以前の調査と合わせると、10キロメートル四方という巨大な鉱床が存在する可能性があるという。

政府に協力を呼びかけて、大型探査船「ちきゅう」での掘削調査を目指す。


以前の調査で同じ海域の一部で熱水噴出域を見つけていた。
詳細に調べるため、音響技術や無人探査機などを利用して鉱床が存在する可能性を調査した。
熱水が噴き出しており、特徴的な構造が確認できた。

熱水噴出域では海底表面などにレアアース(希土類)やレアメタル(希少金属)などさまざまな資源を含む鉱床ができる。
海洋研究開発機構は熱水を頼りに資源探査を進めていた。

鉱床の存在を完全に確認するためには掘削調査が必要だという。
海底資源研究プロジェクトの木川栄一プロジェクトリーダーは「巨大な鉱床のある可能性は高い。浅くて陸地に近い場所で掘削には非常に条件がいい」と期待を示す。

日経産業新聞より

投稿者 trim : 2014年03月05日 11:12