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2014年01月10日
「赤ちゃんタイム」試行
小野市立図書館(兵庫県小野市中島町)は9日、泣いたり騒いだりしがちな乳幼児を連れた保護者の図書館利用に対し一般利用者らの理解と協力を求める「赤ちゃん タイム」の試行を始めた。
3月まで毎月第2、第4木曜に時間帯を決め、子供連れの母親らが気兼ねしないですむように静粛さを求める館内放送や呼びかけなどを控える。
同館の担当者は「乳幼児連れでも定期的に図書館を利用してもらえる環境を整えていきたい」としている。
同館は館内の一角に約250平方メートルの児童図書コーナーを設置。
約6万4千冊の幼児・児童書をそろえ、中でも幼児向けの絵本や紙芝居、パズルなどは約2万8千冊と充実している。
小野市は乳児の4カ月検診の際に子供に絵本の楽しみを教える「ブックスタート」事業に取り組んでいるが、母親らから「図書館で子供が泣いたり、はしゃいだりすると周囲に迷惑がられるのでゆっくり本を探せない」などの声が寄せられたことから、乳幼児連れの保護者にも安心して図書館を利用してもらえるように 赤ちゃんタイムを試行することにした。
試行期間中の第2、第4木曜は子供連れの母親らの利用が多い午前10時~正午と午後4~5時の2回、「静かにご利用ください」といった館内放送を減らす。
試行初日のこの日、児童図書コーナーを次女の美菜未ちゃん(3)と訪れた市内の介護士、河合直彦さん(39)は「週1回子供を連れて図書館を利用しているが、ありがたい試みだ」と話していた。
「赤ちゃんタイム」と同様の取り組みは首都圏ですでに行われており、同館も試行期間を経て4月以降、本格的な導入を検討したいとしている。
同館の和田真由係長は「試行時間には司書を児童図書コーナーに配置し、絵本選びのアドバイスやサポートをしていきたい」と話す。
産経新聞より
投稿者 trim : 2014年01月10日 10:53