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2013年12月09日

「太陽の塔」人気爆発!


万博記念公園(大阪府吹田市)で開催中の芸術家・岡本太郎さんがデザインした太陽の塔や塔内部の「生命の樹」の設計図面などを展示する企画展に、入場者が殺到している。

塔の内部公開をめぐって府はいったん計画を白紙に戻し、その直後に方針転換するなど二転三転。

ファンをやきもきさせたが、再来年の公開方針が決まると、企画展への入場者は約40倍に急増し、“騒動”が思わぬPR効果を生んだようだ。


企画展は「図面でひも解くEXPO’70テーマ館」と銘打ち、太陽の塔(高さ約70メートル)と内部の生命の樹(同約41メートル)、樹に取り付けられた恐竜やゴリラの生物模型の設計図面など約230点を展示。
昭和45年の万博開催時、岡本さんのスケッチや模型をもとに建築士らが描いた図面で、初公開のものも含まれている。

塔内部の公開をめぐって府の方針は揺れ動いた。
公園を管理・運営する独立行政法人「日本万国博覧会記念機構」が常時公開計画を策定したのは平成23年11月。
ところが、来年度から公園を引き継ぐ府は、公開には多額の改修費がかかることから財政難を理由に今年10月、計画を白紙に戻した。

だが、11月に入って府が機構から引き継ぐ資産を改修費に充てる見込みがつき、松井一郎知事は同月13日、27年をめどに内部公開を計画していると表明。
その直後の週末の入場者は約4千人に達し、企画展が始まった前週末の約40倍にも増えた。
12月6日時点で延べ約7千人が訪れている。

主催する「関西環境開発センター」によると、塔の内部公開を期待する声が多く寄せられたことを受け、「せめて設計図だけでも展示し、内部の様子を知ってもらおう」と今回の展示を計画。
思わぬ好タイミングとなったことに、担当者は「根強いファンが多いことを実感した。公開に先駆けて予習の場にしてもらえれば」とうれしい悲鳴をあげている。
企画展は来年2月2日まで。

産経新聞より

投稿者 trim : 2013年12月09日 16:55