« 箱根に「ヱヴァ」デザインの充電スタンド | メイン | 「宅ふぁいる便ビジネスプラス」にEV SSL証明書 »

2013年11月29日

北陸発、和の空間

2015年3月の北陸新幹線金沢開業に合わせ、JR東日本と西日本が共同開発した新型車両が28日、宮城県内で報道陣に初めて公開された。

両社が培ってきた新幹線技術を結集し、乗り心地の良さや安全対策、省エネ性能を進化させた車両で、テーマは「“和”の未来」。

漆や金箔(きんぱく)を思わせる内装を随所に施したほか、最上級のグランクラスでは入り口に石川県の「郷土の花」であるクロユリを描くなどし、北陸の魅力を際立たせた。

公開されたのは、JR東の新幹線総合車両センター(宮城県利府町)で整備が行われている第1編成。

1編成12両で、揺れを軽減する新型装置を導入したほか、乗客の利便向上のため新幹線で初めて普通車(853席)、グリーン車(63席)、グランクラス(18席)の全座席に電源コンセントを設け、快適な旅の環境を整えた。

グリーン車と、さらに上級のグランクラスには、ボタン操作で背もたれを倒せる電動リクライニングシートを導入。
グランクラス入り口の「飾り柱」にはクロユリのほか、富山の県鳥であるライチョウなどを描き、和の美意識を表現した。

照明は新幹線で初めて全車両に発光ダイオード(LED)を採用し、消費電力を長野新幹線のE2系と比べ44%削減するなど、環境面に配慮。
線路上の雪を跳ね飛ばす先頭車両下部の排障ゴムを強化し、地震時に短時間で停止できるようブレーキ性能を向上させるなど、安全面も一層充実させた。

北國新聞社より

投稿者 trim : 2013年11月29日 15:58