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2013年09月09日
「エコトマト」
福島県玉川村のトマト栽培農家3軒でつくる玉川村加温ハウス組合は、二酸化炭素排出削減を目指す環境省のオフセット・クレジット制度の登録認証を受けた。
トマトを育てるハウスで冬の夜間に使う暖房設備に木質ペレットストーブを導入し、二酸化炭素排出量を減らした。
認証を受けたことで二酸化炭素の排出削減枠を他の企業、団体へ販売できる。
組合は削減枠の販売を考えていないが、環境に優しい手法で栽培したトマトを「エコトマト」として売り出す考えだ。
認証対象になったのは、組合長の小針金之さん(60)が営む同村川辺の小針農園での取り組み。
小針さんは平成20年から、約50アールのトマト栽培ハウスのうちの約20アールで、ペレットストーブと重油ボイラーを併用した暖房を始めた。
燃料費は以前の四分の一から五分の一程度に削減できた。
また、燃料費がかかる重油ボイラーはハウスの温度が一定程度まで下がった際に使うため温度の上下が大きかったが、燃料費が安いペレットストーブは一晩中燃やし続けることができるため温度の変化が少なく、質の良いトマトを栽培することが可能になった。
今は5月を除くほぼ1年間、トマトを安定的に出荷している。
福島民報より
投稿者 trim : 2013年09月09日 11:20