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2013年05月26日

化粧品が絵の具に変身

6月に横浜市である第5回アフリカ開発会議(TICAD5)を前に、不要化粧品をリサイクルする「コスメでアフリカを彩ろう」(JICA九州主催)が25日、北九州市で開かれた。

参加者は、市民から回収されたアイシャドーなどの化粧品に専用の溶液を混ぜて絵の具にし、動物や楽器、宝石などの塗り絵をアフリカ大陸の地図に貼り付けていた。

化粧品にはアフリカ諸国産出のアラビアゴムを含むものも多く、再利用を通して資源の大切さや相互依存の関係を実感してもらうのが狙いだ。


催しには九州大大学院生たちで結成した「PLUS COSME(プラスコスメ)」(坂口翠代表)が協力。
同団体が女性80人にとったアンケートでは6割が化粧品を使い切らずに捨てたことがあると回答した。
国内の化粧人口は約6,000万人といわれる。

プラスコスメは循環型社会形成に積極的に関わり、化粧品から簡単に絵の具を作る道具一式の商品化を目指す。
坂口さんは「アフリカでも都市部で化粧品が捨てられている一方、貧しく絵の具も使えない子が大勢おり、将来的にはそういう地域に画材を届けたい」。
【和田大典】

毎日新聞より

投稿者 trim : 2013年05月26日 16:24