« 「サッカーボールを磨く」イベント | メイン | 電気船「あまのかわ」 »
2013年04月06日
「移動式バイオ発電」
福島県郡山市のクリーン・エネルギー・ネットワークと日大工学部は5日までに、小型移動式バイオマスステーションを開発した。
メタンガス生成と発電を一元化、発生する廃棄物も全て再利用できる。
今後実用化に取り組み、将来的には県内の企業などにノウハウを提供、再生可能エネルギーの普及に寄与したい考えだ。
バイオマス発電技術を開発する県の支援制度を受けて開発。
12立方メートルの小型メタン発酵槽を主装置に、ガスエンジン装置、消化液循環ろ過システムなどを一つのシステムとした。ごみや農業などで出る野菜かすなどで生成したメタンガスから、1時間当たり約320キロワットの電力量と53万2,000キロカロリーの熱量を得ることができるという。
生ごみは月1,500キロの処理ができ、100立方メートルのメタンガスを生成。
発酵により発生した消化液は、水とペレットとして再利用。
ステーションはトラックでの運搬も可能という。
実用化に向けては本年度から2年間、川内村で実証実験を行う計画。
5日、開発を発表した同ネットワークの増尾一代表理事、日大工学部の平山和雄教授らは「実用化してスーパーやホテル、農家などに活用してもらえれば」としている。
福島民友新聞より
投稿者 trim : 2013年04月06日 11:51