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2013年02月15日

九州菜種王国サミット

天ぷら油の分別収集など町独自の環境施策「菜の花プロジェクト」を展開している福岡県大木町で16、17日、「九州菜種王国サミット」が開かれる。

同町の発案 による開催で、町によると、菜種の生産と販売に焦点を当て、九州独自でこうしたサミットを開催するのは初めてという。

九州各地の菜種生産者らが集まり、生産と流通の課題などについて、情報を共有し、共に課題に取り組むネットワークづくりのきっかけにする。

町は、菜種を代替エネルギー源の一つと位置づけ、2004年度から食用廃油の分別収集を全町で実施。
町のリサイクルセンターでバイオディーゼル燃料(BDF)に変え、軽油の代替燃料にしている。
また、町内のほ場では、農家が菜の花を栽培。
化学薬品など一切の添加物を使用せず、昔ながらの圧搾法にこだ わった町独自ブランドの菜種油「環(わ)のかおり」を生産、販売している。

ただ、販売・流通ルートをどう拡大するかなど課題もあり、町企画調整課の石橋浩二さんは「菜種農家が自立できる仕組みづくりを各地の生産者と共に考え、情報共有することで、問題解決の一歩にしたい」と話す。

◇特産品販売、イベントも
16日は同町のおおき循環センターくるるんで、全国の菜の花プロジェクトネットワーク代表の藤井絢子さんらを迎えて、パネルディスカッションや懇親会などがある。
17日は午前10時から「道の駅おおき」で、各地の菜種油や特産品を販売する王国フェアを開催。
大鍋きのこ汁の振る舞いや旬の野菜のもぎとり試食などのイベントも。物産がなくなり次第終了となる。
【上村里花】

毎日新聞より

投稿者 trim : 2013年02月15日 16:52