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2012年10月11日
休耕地を活用して特産品づくり
水俣市のまちおこしを目指す市民らが、市内の休耕地を活用した芋焼酎づくりに取り組んでいる。
原料の芋や酒米を近く収穫し、来年春には4合瓶2,500本分の焼酎を完成させる予定。
名称やラベルデザインも募集し「水俣の新たな特産品にしたい」とメンバーらは意気込んでいる。
「円卓会議」と銘打ち、市が市民参加のまちづくりを掲げて昨年度設置した会合で、休耕地の活用や、環境を切り口にした特産品づくりが話題に上ったのがきっかけ。
水俣は鹿児島との県境にあって芋焼酎に親しむ市民も多いことから今回の計画が持ち上がった。
市内の長野地区にある休耕地20アールを使い、6月にサツマイモ(コガネセンガン)の栽培をスタート。
久木野地区で同時期に栽培した酒米と合わせて、鹿児島県阿久根市の酒造会社に黒麹(こうじ)による仕込みを委託する。
苗の植え付けなどに携わっている市民は15人ほど。
夏場にイノシシに畑を荒らされかけたりしたが、11月には2トン以上の芋を収穫し、来春には焼酎を完成させる予定だ。
芋は無農薬で栽培するほか、リユース(再利用)した「Rびん」に詰めて販売することで環境への配慮もアピールする。
中心メンバーの一人で市のまちおこし施設「愛林館」館長の沢畑亨さん(50)は「水俣で取れた材料を使った特産品として、地域活性化やイメージアップにつなげたい」と話している。
現在は名称を募集しており、採用者には完成した焼酎や賞金5万円を贈る。
応募は今月末まで。
誰でも応募できる。
【西貴晴】
毎日新聞より
投稿者 trim : 2012年10月11日 19:07