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2012年09月26日
大府の遊休地
豊田自動織機は地域の自然再生を目指し、ビオトープを大府市中央町の同社遊休地に整備した。
身近に自然に親しむ場として地域に開放し、植樹会や観察会などの催しを開きながら、管理していく方針だ。
同社は2011年に発足した「知多半島生態系ネットワーク協議会」に参加し、生物多様性の保全に取り組んでいる。
バッタやトンボなど身近に生息する生物や、かつて地域にいた生物を呼び込めるような場を再現しようと、ビオトープを造った。
ビオトープはJR大府駅東の中心市街地に整備し、約1,100平方メートルで、草地・水辺・林の3ゾーンで構成している。
専門家の指導を受けて外来種や園芸種を撤去し、クスノキやムクノキなど地域の自然植生に植え替えた。
また、敷石は工場から出る焼却灰やばいじんを再利用し、樹木周辺の土壌は工場の緑地で刈り取った枝を堆肥(たいひ)化したものを使った。
さらに、水辺の水を循環させるポンプの動力は太陽光パネルで発電した電力を利用している。
【新井敦】
毎日新聞より
投稿者 trim : 2012年09月26日 16:37