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2012年08月04日

「生物多様性」に貢献

キリンビール横浜工場(横浜市鶴見区)に、生物生息空間「ビオトープ」が完成し3日、関係者による記念式典が行われた。

「生物多様性の維持」をテーマに、横浜市や地元のNPO法人などの協力を得て整備した。

同工場は、緑化推進や農地保全などを柱とする横浜市の「横浜みどりアップ計画」に賛同。
「地域緑のまちづくり事業」に取り組んでいる。

今回の総工費は1,885万円だが、このうち1,450万円は「横浜みどり税」を充当。
整備にあたってはNPO法人鶴見川流域ネットワーキングも協力したという。

同工場の敷地面積は横浜スタジアムの約7.2倍に相当する約19万平方メートル。
このうち池も備えた1万8,300平方メートルを公開緑地として一般に開 放している。
ビオトープは緑地の一部を活用して整備され、池の部分には、絶滅危惧生物とされるホトケドジョウやヨコハマメダカのほか、チョウやトンボ、カ ワセミなど多数の生物が生息。
散策路などは四季折々の植物で彩られるという。

記念式典には、横浜市や地元町内会の関係者らも出席。
清水岳・副工場長は「多くの方々の協力により整備できてうれしい。
今後、このビオトープを守り、活用していく。
多くの子どもたちに見てもらいたい」と話していた。

同工場は5日から毎週の日曜日にガイド付きのツアー(工場・庭園見学と試飲、定員20人)を開催する。

カナロコより

投稿者 trim : 2012年08月04日 11:13