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2012年08月02日
EVシェア“発進”
横浜市中区の元町商店街で、約10店の会員が電気自動車(EV)1台を共有するカーシェアリング事業が1日、始まった。
環境にやさしいEVを日常のちょっとした仕入れに使ったり、災害時の非常用電源として利用したりするなど役立てていく。
同事業は協同組合元町SS会(北村宏理事長)と、三菱自動車(益子修社長)、オアシスソリューション(関谷有三社長)が協力。
充電器の設置やEVのリース代などは企業側が負担し、商店街が駐車場を用意する。
まず、SS会の会員240店のうち約10店が参加し、15分300円の料金で運用する。
三菱自とオアシスが昨年開発したEV用のカーシェアリングシステムを全国で初めて導入。
会員はパソコンや携帯電話などの端末からリアルタイムで予約できる。
モデル事業と位置付け、当面30店参加を目標として利用混雑時 の対応や採算性などを検証するという。
1日には、同商店街でオープニングセレモニーが開かれ、北村理事長は「商店街として初の試みを成功させたい」と話した。
オアシスの関谷社長も「単に実証実験に終わらせず、収益性と社会貢献を両立させたい。流行の発信地である元町から横浜全域、全国に広げていきたい」と意気込んだ。
市内では金沢産業団地で2011年2月から同様のシェア事業を始めており、ガソリン車1台のリース契約を解除するなど効果が出ているという。
市も「他の商店街などへ波及する成功事例になってほしい」と期待している。
カナロコより
投稿者 trim : 2012年08月02日 14:35