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2012年07月13日
“さくら色LEDシーリング”
シャープは、同社が13日に発売した“さくら色”のLEDシーリングライト「さくら色LED照明 DL-C506V/C406V/C306V/C206V」4製品の新製品発表会を開催。
その中で、さくら色の光が人間の目にやさしく、また肌の色を良く見 せるなど演色性も高いことをアピールした。
価格はいずれもオープンプライス。
店頭予想価格は、12畳用「DL-C506V」が50,000円前後、10畳用「DL-C406V」が45,000円前後、8畳用「DL-C306V」が40,000円前後、6畳用「DL-C206V」が35,000円前後。
今年3月に発売されたLEDシーリングライト「さくら色LED照明」の廉価モデルとして発売される製品。
さくら色LED照明は、10段階の調光・調色機 能に加え、淡い色の“ソメイヨシノ”と、深みのある“八重桜”という、2種類の「さくら色」の光色が選べる点が特徴となる。
民間の研究機関が行なった、睡眠時における効果調査によれば、さくら色の光を利用することで、寒色と比べて「気持ちが癒される」「寝付きが早い」、暖色と比べて「快適度が高い」「よく眠れる」「目覚めが良い」などの効果があったという。
また、新製品の発売に合わせて、さくら色LED照明の新しい調査結果も発表。
寒色と比べて、目のストレス感を抑える効果も確認されたという。
同社で、寒 色の青色がかった短い波長の光は、目の水晶体で乱反射しやすいため眩しく感じられる一方、さくら色は波長が長く、乱反射しにくい性質があるとしている。
このほか、さくら色の明かりは色の再現度を表す「平均演色評価数(Ra)」も優れており、ソメイヨシノは90、八重桜は92と、高い数値となっている。
また、日本人の肌を表す「特殊演色評価数(R15)」についても、ソメイヨシノが93、八重桜が92と高い。
シャープでは「日本人の肌の色の再現性も高い」としている。
さらに、追加実験の結果、さくら色照明の下で1時間だけ過ごした状態でも、寒色と比べて「気持ちが癒される」「快感度が高い」「目にやさしい」という効果があったという。
新製品のラインナップでは、ユーザーからの声を反映し、これまでの8畳用、10畳用、12畳用に加え、寝室や子供部屋など狭い空間用の6畳用も追加した。
デザインはいずれも高さ48mmの薄型設計で、光源の光を広げる集光・拡散レンズを搭載。
反射板と光拡散カバーも採用することで、明るい光が部屋や天井面まで広がる「面発光」が実現できるという。
なお第1弾製品では、シーリング中央部に光が届かない仕様となっていたが、新製品では光を中央へ反射させることで、中心部がうっすらと光る仕様となっている。
就寝時用の機能としては、60分間徐々に減光することで、自然な眠りを誘う就寝時用の機能「おやすみリズム」も搭載。
スタート時は八重桜50%の明るさだが、10分後には30%、58分後には10%に減光、60分後になると常夜灯へ移行する。
なお、第1弾製品で搭載されていた、一日の生活サイクルに合わせて光色や明るさを自動調光・調色する「エコあかリズム さくらプラス」機能については省かれている。
本体サイズは全機種が600×48mm(直径×高さ)。DL-C506Vの重量は3.2kgで、全光束は5,200lm、消費電力は80W。寿命は40,000時間。
シャープによると、3月に発売した第1弾のさくら色照明は、ユーザーより「心が落ち着く」「気持ちが安らぐ」などの声を受けており、ホテルや有料老人ホームで導入されるなどの例もあるという。
【正藤 慶一】
Impress Watchより
投稿者 trim : 2012年07月13日 17:30