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2012年06月19日

茶文化・産業基盤に


京都府内トップの茶の生産量を誇る和束町は、茶文化・茶産業などを基盤にして町内で約200人規模の雇用創出を目指すプロジェクトを、今年度から3年計画でスタートさせる。

プロジェクトの成果として町内で起業・就労する若者らが生まれることを期待している。

プロジェクトでは、町内で茶業に取り組む事業者や就労者、農業従事者らを対象に、茶業にかかわる営業・販売展開力、直販力の向上や農業生産力・加工力の育成などを目指したセミナーを開催。

それぞれの分野での人材育成をはかるとともに、創業マインドの形成に取り組む。



また、観光に興味を持つ人たちや団体を対象に、商品開発力や経営能力を高めるためのセミナーも開催。
茶の景観や文化資産を生かして、町を訪れた人が茶を楽しむことができる環境づくりを推進し、観光系の新事業展開への基盤づくりを進める。

さらに、茶業などにかかわる求人情報をとりまとめて、町内外で就職相談会を開催。
インターネットでも求人情報を発信し、年間を通じて継続的な雇用創出をはかり、茶産業の後継者育成問題の解決も目指す。

プロジェクトの事業費は約1億7千万円で、厚生労働省の委託事業として実施。
堀忠雄町長は「町の良さをアピールすることで町づくりに魅力を感じてもらいたい。
最終的に起業する人たちが生まれることを期待しており、それによって町を活性化させたい」と話している。

産経新聞より

投稿者 trim : 2012年06月19日 18:49