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2012年06月08日
廃油をバイオ燃料化
ひきこもりやニートの若者の就労支援をしている企業組合「労協センター事業団但馬地域福祉事業所」(豊岡市幸町)が、廃油をバイオディーゼル燃料にリサイクルする事業に乗り出す。
廃食用油の回収にJR豊岡駅前の商店街も協力する。
リサイクル事業は18日から、旧大森小学校校舎(豊岡市竹野町桑野本)でスタートする。
同校舎で労協センターは若者の職業訓練をしている。
豊岡駅通商店街振興組合はサラダ油やごま油などの廃食用油の回収に協力する。
同組合事務所など商店街3カ所で無料回収をする。
市は2007年から、豊岡学校給食センター(同市森)で、学校給食の廃食用油をバイオ燃料にリサイクルするモデル事業を始めた。
給食センターの配送車の燃料に使用している。
労協センターが、市のモデル事業を引き継ぐ。
市はモデル事業を給食以外にも広げるため、労協センターにバイオ燃料の精製機を無償貸与する。
労協センターは、廃食用油の回収を市内で呼びかける。
バイオ燃料の販路も開拓する。
給食センターから出る廃食用油を業者に販売すると、年間約70万円の売り上げを見込めるという。
伊藤剛所長は「リサイクルの輪を豊岡で広げていきたい。
新しい産業として成り立たせ、職業訓練生の働き口になることも狙っている」と話している。
労協センターはリサイクル事業開始を記念したフォーラムを17日午前10時、旧大森小校舎で開く。
参加無料。
【皆木成実】
毎日新聞より
投稿者 trim : 2012年06月08日 18:28