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2012年05月21日

防潮林にコナラの苗

東京都のNPO法人「森びとプロジェクト委員会」(理事長・岸井成格毎日新聞社主筆)は19日、福島県南相馬市が東日本大震災からの復興計画で構想する防潮林として育ててもらうコナラの苗3万本の目録を桜井勝延市長に贈った。

苗は、同委員会が日光市足尾町の旧足尾銅山の煙害などで荒廃した松木渓谷の緑化用に同町で育てたもの。

南相馬では長さ14キロにわたる幅200メートル、高さ3メートルの防潮堤の上で育てる予定で、委員会は苗の育て方の指導など今後10年間支援をする。

かつて渓谷にあった旧松木村は緑を失い廃村となった。
同町を訪れ、目録を手渡された桜井市長は「一緒に命を育むために力を合わせたい」と話した。
【浅見茂晴】

毎日新聞より

投稿者 trim : 2012年05月21日 18:54