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2012年05月18日

被災地にみどりのカーテン

東日本大震災被災地の仮設住宅にみどりのカーテンを―。

福知山市の福知山環境会議のメンバーと長田野工業団地に工場がある環境試験装置メーカー、エスペック(本社・大阪市)の社員ボランティアらが26、27両日、宮城県気仙沼市唐桑町内の全ての仮設住宅で、住民たちと協力しながら、ゴーヤの苗植えをする。

昨年、気仙沼市立小原木小学校内の仮設住宅を訪れ、みどりのカーテンづくりをしたところ、住民から大好評だった。
他の場所からも、「うちもしてほしい」と要望が上がり、今回、気仙沼市から正式に依頼を受けた。

旧唐桑小学校、小原木小・中学校、中井小学校などの仮設住宅8カ所にある270戸8集会所を訪問。
園芸用の土は気仙沼市が用意し、福知山からは、エスペックが福知山工場で育てたゴーヤの苗約1,000本とプランター、環境会議が栽培用ネットを持っていく。

昨年は取り掛かるのが遅かったため、今年は早めに訪問し、夏の一番暑い時期にカーテンが活用できるようにする。
昨年の10倍の規模で植えつけるため、人員も昨年より多い35人ほどで向かい、現地の人らも含め、約180人で作業する予定。

環境会議のマスコットキャラクター、ゴーヤ先生も駆けつけ、苗を植える各所で、事前にゴーヤの育て方のノウハウを教える講習会をする。

25日に小原木中学校、28日に小原木小学校で、みどりのカーテンの出張授業を開講し、ゴーヤダンスも披露する予定。
ゴーヤ先生は、昨年の訪問以来、子どもたちから大人気で、ゴーヤ先生も子どもたちとの再会を楽しみにしている。

現地へ向かうメンバーの一人、土田真奈見さんは「今年は天候不順で苗の育ちが心配でしたが、無事できそうです。
みどりのカーテンは一つの手段。
これを通じて、福知山と気仙沼の市民間での交流が深まればと思います」と話している。

福知山環境会議は20日午前10時から11時30分まで、市民会館4階ホールで、市民向けの「みどりのカーテン植え付け講習会」を開く。
当日、先着100人を受け付ける。
参加者には、苗をプレゼントする。
受講無料。

両丹日日新聞より

投稿者 trim : 2012年05月18日 23:13