« 片足でも、左右別サイズでも買える靴 | メイン | ルパン三世の町 »

2012年04月26日

震災がれき、合板へ再生

東日本大震災で発生したがれきの広域処理として宮城県岩沼市の木材がれき約6トンが25日、山形市の廃棄物処理業「クリーンリサイクル」に搬入された。

木材チップにした後、米沢市で合板製品となる。

被災地外で震災がれきが再利用されて製品に生まれ変わるのは初めて。

午前11時40分ごろ、トラックが到着。
搬入前に空間線量を測定したところ、最大で毎時0.05マイクロシーベルトと国より低く設定した県の基準値を下回った。
職員は地域住民が外から見てもわかるようにホワイトボードに数字を書き入れていた。

同社の鈴木隆社長は「震災から1年が経過してやっと受け入れられた。リサイクル100%の製品として再利用してもらうことががれき処理を進めることにつながります」と述べた。

同社は来年3月末までに約6千トンを受け入れる予定。

搬入に立ち会った地元の自治会長、渡辺一敏さん(64)は「心配する声もあったが数字を見ると大丈夫だ。助け合うことが必要だ」と話していた。

岩沼市で発生したがれきは38万1千トンにのぼる。
笹出陽康(はるやす)・宮城県震災廃棄物対策課長は「今回のケースがモデルになってがれきの広域処理が進んでほしい」と広がりに期待していた。

産経新聞より

投稿者 trim : 2012年04月26日 10:37