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2012年03月29日

レアアース“自給自足”


三菱電機は28日、家庭用エアコンに含まれるレアアース(希土類)を回収する自動解体装置を報道陣に公開した。

公開された解体装置は、3,000万円をかけて千葉市緑区にある同社のリサイクル工場「グリーンサイクルシステムズ」内に設置した。

家庭用エアコンの圧縮機からレアアースを含むローターと呼ばれる部品を切り離し、磁性を取り除く処理を行った後で、レアアースを含む金属部品をモーターから分離する仕組み。

1個当たり30秒で解体できる。
十数種類のローターの形状をデータベース化して装置に記憶させており、自社製品以外にも対応可能という。

同社では4月からレアアースの回収事業に乗り出し、将来的には“自給自足”を目指す方針。
ハードディスク駆動装置(HDD)からの回収も検討している。

レアアースはエアコンの省エネ性能を高めるために欠かせないが、産出国の中国が生産・輸出規制を強化しており、価格が高止まりしている。

フジサンケイ ビジネスアイより

投稿者 trim : 2012年03月29日 11:35