« 使用電力の「見える化」 | メイン | 木造仮設住宅を再利用 »

2012年02月29日

米ぬか油をインキ原料化

第21回地球環境大賞】経済産業大臣賞 東洋インキ。

地球規模での食糧問題、CO2削減などの課題に対し、印刷インキ原材料を輸入大豆油から、米ぬか油および再生植物油へと切り替えを進めている。

米ぬか油は需要の全量を国内で調達可能な唯一の植物油。

従来、米ぬか油は印刷インキ原料としては不適とされていたが、従来品同等もしくはそれ以上の性能を維持しながらインキ原料化することに成功した。

原料の国内調達による輸送マイレージの最小化がCO2削減を実現するとともに、米ぬか油を搾油したあとの脱脂ぬかは、産地の飼料メーカーにより家畜飼料として再利用されるため、地産地消による産業経済循環サイクルが形成される。

また、再生植物油は、主に学校給食などで使用された“使用済み食用油”を回収し、再生したものを利用しているので、持続可能社会の実現に大きく貢献する。

NVライスインキは石油系溶剤不使用のため、VOC(揮発性有機化合物)の発生がゼロとなり印刷における作業環境を改善し、石油系資源から再生可能資源へのシフトを促進することで、地球環境保護にも寄与する。

フジサンケイ ビジネスアイより

投稿者 trim : 2012年02月29日 10:20