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2011年12月17日

失効ポイント、環境保全に

三重県漁業協同組合連合会は16日、共通ポイントサービス会社「サイモンズ」(東京)と提携し、買い物ポイントカード「海(シー)eco-card」の発行を始めた。

失効したポイントが海の環境保全活動に活用される仕組みで、漁連が同種のカードを発行するのは全国で初めてという。

同カードで買い物をすると、100円当たり1ポイント(1円)が付き、次回以降の買い物時に利用できる。

有効期限は買い物をした日から翌年12月末までで、失効したポイント分は県漁連に戻され、藻場再生事業などに活用するという。

県内では当面、津市広明町の県水産会館の海産物販売店「県漁連マリンショップ」と、鳥羽市堅神町の鳥羽磯部漁協が運営する飲食店「魚々味」、鳥羽市鳥羽1のエコツアー団体「海島遊民くらぶ」で利用できる。

同社は全国約400団体と提携して買い物カードを発行しており、県外の宿泊施設や飲食店など約1,500カ所を利用した場合もポイントが得られる。
県漁連の永富洋一会長は「カード利用が可能な施設・店舗を県内全域に広げていきたい」と話している。

また、来月末には楽天のネットショッピングでも利用可能になる予定で、サイモンズのサイトを経由してネットショップで買い物をすると、ネットショップとカードの双方にポイントが加算される。
同社は2004年7月、同種のカード事業を始め、会員は約80万人に上る。
これまでに失効ポイント分約4,000万円を提携団体に返還したという。
問い合わせは、県漁連指導部(059・228・1205)。
【田中功一】

毎日新聞より

投稿者 trim : 2011年12月17日 21:29