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2011年09月20日
神奈川県が「オープンラボ」
神奈川県は大企業と県内中小企業が共同で使える予備研究施設「オープンラボ」を産業技術センター(海老名市)に10月に開設する。
大企業が提示する環境関連や生命科学分野のテーマについて中小企業の技術を応用できるかを検証。
本格的な共同研究開発につなげる。
2014年度のさがみ縦貫道路の全面開通をにらみ、県央部に研究開発拠点を整備し成長産業の集積を促す。
神奈川県内に研究開発拠点を持つ大企業で構成する「神奈川R&D推進協議会」に参加する日産自動車やソニーなどに協力を求める。
大企業が環境関連や生命科学に関する研究テーマを示す。
テーマごとに中小企業2~3社が参加して、自社の技術を提供し、オープンラボで予備実験をする。
中小の技術が実用化できると判断した場合、大企業と契約を結び、協同研究開発に入る。
実用化の可能性が小さいと判断した場合でも、一部の技術を置き換えたり付け加えたりすれば可能になる場合もある。
その際、県は解決できそうな別の中小企業を大企業に紹介する。
研究テーマは蓄電池のコスト低減や電力制御装置の小型化、健康食品や介護ロボットの開発などが想定される。
中小の素材開発技術や半導体実装技術などの活用を見込んでいる。
日経産業新聞より
投稿者 trim : 2011年09月20日 16:22