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2011年09月22日
第20回地球環境大賞
今回の地球環境大賞では資源の保全、有効利用に取り組んだ企業・団体が高い評価を受けた。
20回を記念して記念特別大賞が贈られた「京都府機船底曳(そこびき)網漁業連合会」は、乱獲や、他の魚と一緒にカニも取ってしまう「混獲(こんかく)」で激減したズワイガニとアカガレイの漁獲量回復に向けて取り組んだ、資源管理漁業の実践が認められた。
漁連の底曳網漁業者が改良網を導入するなどの対応を進めたところ、ズワイガニ、アカガレイの漁獲量は飛躍的に回復、平成20年には「海のエコラベル」として知られる「海洋管理協議会(MSC)認証」をアジアで初めて取得した。
漁連の川口哲也会長は「受賞はこの上ない喜び。今後も京都の海を愛する気持ちを糧に、資源回復に努めたい」と意欲をみせた。
一方、茶殻を畳や封筒、ボールペンなどの製品へと再生化する「茶殻リサイクルシステム」が評価を受けた伊藤園は今回、環境大臣賞を受賞。
荻田築(きずく)副会長は同システムで作った扇子を持参し、「今後は茶殻廃棄物だけでなく、使用しているペットボトルのリサイクルを含め幅広く取り組む」と表明した。
【用語解説】地球環境大賞
フジサンケイグループが「産業の発展と地球環境との共生」を目指し、公益財団法人・世界自然保護基金(WWF)ジャパン(名誉総裁・秋篠宮さま)の特別協力を得て、平成4年に創設した。
環境保全に熱心に取り組み、持続可能な循環型社会の実現に貢献している企業、団体などを毎年表彰。
過去19回で延べ196の企業、自治体などが受賞している。
産経新聞より
投稿者 trim : 2011年09月22日 21:36