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2011年08月04日
雨水で“緑のカーテン”
沖縄県うるま市豊原に住む主任介護支援専門員の宮良康信さん(63)は環境に優しい暮らしを実践しようと、ことし6月から自宅の周囲に室内の温度上昇を抑制する緑のカーテンでゴーヤーやナーベーラーを栽培し、屋根に降る雨を取水してためるステンレス製のタンクを設置した。
こうした取り組みで水道料が半額になり、午前中差し込んだ太陽光が遮られて暑い夏を涼しく過ごせるようになったと喜んでいる。
緑のカーテンの網は住宅の半分以上の24メートルにわたってはわせ、タンクは屋根の周囲の雨どいに流れる雨水の大半をパイプでためる仕組みにして二つのタンクで最大3トンの水を貯水している。
水は便所の水洗用水と緑のカーテンで栽培する野菜の水やりで使用している。
それまで毎月の水道料は約8,000円だったが、4,000円以内にとどまっているという。
また緑のカーテンで生育するゴーヤーとナーベーラーは毎日のように実り、家族だけでは食べられないほど収穫できるという。
宮良さんは「朝の強い日差しを遮ることができ、水道代も半分になった。それにおいしいゴーヤーも食べられる。エコでいいことがいっぱいだ。多くの人にまねしてほしい」と話していた。
【松永勝利】
琉球新報より
投稿者 trim : 2011年08月04日 22:59