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2011年04月21日

家庭廃食油を

三重県東員町は6月から、家庭から出る廃食油の回収を始める。

車の燃料として使用するため、必要な廃食油を精製するバイオディーゼル燃料製造施設が2月に完成し、ディーゼルエンジンで走る町のごみ回収車でテスト運行を開始した。

排ガスからはほのかな天ぷら油のにおいがしているという。


町によると、各家庭からの回収は500㍉㍑以上のペットボトルに入れた廃食油を町内93の自治会ごとの資源ごみ回収日に合わせて専用のかごを設置し、月1回実施する。

現在は給食センターから出る天ぷら油を精製し、排気量6,000㏄のディーゼルエンジンを積んだごみ回収車を走らせている。

給食センターからは年間約4,000㍑の廃食油が出て、ごみ回収車1台を1年間走らせる燃料に相当するという。

各家庭からの回収は年間約8,000㍑を見込んでいる。

町生活環境課では「捨てる廃食油をリサイクルすれば立派な燃料になる。ぜひ回収に協力を」と呼び掛けている。
【沢木繁夫】


毎日新聞より

投稿者 trim : 2011年04月21日 13:13