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2011年03月08日

「エコ温泉」目指し

熱海市の熱海温泉で、ホテルや旅館から出る不要になった紙類を回収し、独自のデザインのトイレットロールを作ろうとの「エコ温泉」化を目指した取り組みが本格的に始まった。

最終製品への仕上げを福祉作業所で行うなど環境、観光、福祉が協力する「心の循環」も目指す。

事業は「熱海温泉紙資源ごみ循環プロジェクト実行委員会」(委員長・森田金清市観光協会長)が主体に行う。


2日は各旅館から1.3㌧が集まり、契約した製紙会社に搬送した。
今後、毎月1回約3㌧の回収を目指す。

熱海温泉では、使用済みの割りばしを回収し再資源化に取り組んでいるが、これまでは紙パックやはし袋などの紙類は焼却処分されてきた。

これをトイレットロールとして資源化し、回収量に応じて製紙会社から再生ロール紙を無包装で受け取る仕組みを作る。

また、このロールに、市内の福祉作業所のメンバーが熱海温泉独自の包装紙を巻きつける準備を進めている。
これを福祉作業所の新たな仕事にし、障害者の自立支援にも役立てたい考えだという。

森田実行委員長は「紙質や色、香りなど熱海温泉ならではのロールをつくる。包装紙も全国から募集する。紙回収を街全体の取り組みに拡大できるといい」と話している。
【鈴木道弘】


毎日新聞より

投稿者 trim : 2011年03月08日 16:20