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2011年02月17日

開業時のレモンイエロー復活

東京メトロは17日、東洋初の地下鉄として1927(昭和2)年に開業した銀座線に関し、開業時と同じレモンイエロー色に染めた新型車両を2012年春から運行すると発表した。

戦中戦後の混乱で色サンプルは失われ、現車両には、塗り重ねられるうちに濃くなった戦後の「オレンジ色」を基にしたラインが入っている。

地下鉄博物館(東京都江戸川区)に残る車体を参考にして復元するという。

同社によると、銀座線開業当初の車両は、ドイツ・ベルリン地下鉄を参考にして、レモンイエローで塗装された。
戦後、担当者の記憶に基づき、塗り直すなどしていたが、社内では「次第に色が濃くなった」との指摘が出ていたという。
これらの旧型車両は1968年まで使われた。
現在の車両は車体が銀色で、旧型車両の色を車体中央のラインに使っている。

同社は銀座線に関し、新型車両「1000系」を2012年春から導入することを決定。
車体は「日本の地下鉄」の発祥を象徴する色で染めることにした。
2015年度までに全38編成を交換する予定。
外観はレトロ調だが、消費電力を抑える一方、冷房能力は1.4倍にするなど環境面へも配慮する。
【本多健】

毎日新聞より

投稿者 trim : 2011年02月17日 23:04