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2011年02月13日
西洋芝、黒川高、生産販売
農業経営科を置く黒川高(宮城県大和町)と地元農協、園芸資材関連会社が提携して西洋芝を安価で生産、販売する事業を始めた。
稲作用の育苗箱を活用してマット状の芝を育てるのが特徴で、既に近くの保育所などが敷設している。
生産方法を発案した同校の渡邉博保教諭は「子供たちが思い切り遊べる環境をつくりたい」と普及を目指している。
芝マット(30㌢×60㌢)は育苗箱に種をまき、ハウス内で約2カ月かけて栽培する。
雑草が生えないため除草剤を使わなくて済み、箱から取り出してそのまま張り付けるので根付きも早いという。
マットのサイズから「芝サブロー」と命名、商標登録した。
これまでは農業経営科の生徒らが教育実習として栽培に取り組んできたが、生産設備に限界があり、同科も来年度で廃止されることから、大和町のJAあさひな、仙台市泉区の会社・環境開発と連携して事業を進めることになった。
価格は1平方㍍当たり4,000円前後。
渡邉教諭によると、通常の6割程度という。
場所にもよるが、下地工事と合わせ1平方メートル6,000円程度で芝生化できる。
一方、芝を生産した農家は手数料を得られる。
渡邉教諭は「芝生化することで子供たちの運動能力向上や事故の防止になる。
芝が二酸化炭素(CO2)を吸収するので、CO2削減にもつながる」と話し、県が来年度から始める「みやぎ環境税」の対象事業に校庭の芝生化を加えることを提案している。
受注生産で一般家庭の注文にも応じる。
問い合わせは黒川高(022・345・2171)の渡邉教諭へ。
【三岡昭博】
毎日新聞より
投稿者 trim : 2011年02月13日 14:47