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2011年01月20日

熊野古道保全

au携帯電話を運営するKDDIは19日、世界遺産・熊野古道の保全活動に役立ててほしいと和歌山県世界遺産協議会(会長=仁坂吉伸知事)に669万7,196円を寄付した。

同社は昨年秋(9月17日~11月30日)、熊野古道保全の寄付金づくりキャンペーンを実施した。

au携帯電話を使ったスポーツ支援サイト「auスマートスポーツ ラン&ウォーク」に登録してもらい、携帯利用者が1㌔歩いたり走ったりするたび同社が1円に換算、期間中の総額を寄付する取り組み。

キャンペーンは熊野古道が5番目で、これまで屋久島や知床などの環境保全にも寄付した。


贈呈式は、田辺市本宮町の熊野本宮大社旧社地大斎原(おおゆのはら)であった。

仁坂知事が出席し、KDDI役員から寄付金の目録を受け取り「運動をした分だけ募金ができるというのが、ものすごくいい企画と思う。この世界遺産は全国から人々がやって来るよみがえりの巡礼道。KDDI関係者の方々、au携帯利用者の皆さんにお礼を言いたい」と謝辞を述べた。

このほか地元の三里小学校5、6年生による「語り部ジュニア」の披露、九鬼家隆・熊野本宮大社宮司らを交えてトークショー「文化遺産との共存」があった。

贈呈式に先立ち、KDDI関西支社の17人が三里中学校の33人と町内の古道の補修作業に汗を流した。
大阪市内から参加した岡本周三さん(44)は「道普請は初めて。保全に貢献できてうれしい」と話した。


紀伊民報より

投稿者 trim : 2011年01月20日 18:08