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2011年01月22日
クイズで人材育成
千葉県船橋市は2月から、全職員4,300人を対象に、市に関する知識を増やしてもらうための「ふなばしクイズ」を始める。
市職員の半数が市外に住み、団塊世代の大量退職に伴い若い職員の知識不足が懸念されるため、興味を引くクイズ形式で長期間継続し、市民からの電話のたらい回しも防いでサービス向上を図る方針。
市によると、クイズによる人材育成は県内初という。
クイズは、職員向けポータルサイトの掲示板に選択式の問題を1回5問で月3回掲載。
職員は暇を見て解答し、次回のクイズの際、正解と全体の正答率を確認する。
問題は昨夏、市職員課が「市民からよく問い合わせがある」「職員として知っておいてもらいたい」などの基準で各課から募集し、170問が集まった。
問題は、
▽「富士山がよく見える場所は?」(ふなばし三番瀬海浜公園)
▽「市の環境マスコットキャラクターは?」(リサちゃん)
▽「子供が水遊びできる公園は?」(薬円台公園)
▽「市内の鉄道は何路線何駅?」(9路線35駅)
▽「保健所で受け付けている業務は?」(HIV検査)
▽「所得証明書の正しい案内は?」(1月1日に住んでいた市町村で発行する)
など。
担当課以外ではわかりにくい実務上の問題も含まれている。
船橋市職員課の担当者は「若い職員は自分が担当する業務の知識はあっても、過去の歴史は知らない者が多い。解説を詳しくして知識を深く掘り下げてもらい、今後は春や秋のイベントや課税時期に合わせた問題も出していきたい」と話している。
【橋本利昭】
毎日新聞より
投稿者 trim : 2011年01月22日 17:37