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2010年12月23日
「エコシップ」欧州出航へ
球面状の船首を持つユニークなデザインの自動車運搬船が山口県下関市の旭洋造船で完成し、命名引き渡し式が22日、行われた。
約4%の燃費向上に成功した「エコシップ」として注目されている。
式典では、完成した船が「シティ・オブ・セント・ピータースバーグ」号と命名され、くす玉を割るなどして祝福。
発注主に引き渡されて同社を出航し、近くヨーロッパを中心にして乗用車運搬などに従事する。
全長約140㍍、国際総トン数21,000㌧で、乗用車2,000台が積載可能。
同社が独自に設計した風圧低減型の船首が風抵抗を3~5割減らし、通常の航行条件なら年間で重油の使用を800㌧削減できる計算で、3.6%の燃費向上という。
同社ではこの船をもう1隻建造中で、「さらに地球環境に優しい船舶を開発し、他社との差別化を図りたい」としている。
産経新聞より
投稿者 trim : 2010年12月23日 17:53