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2010年12月29日

ディープ近江八幡

歴史や風景など近江八幡市の魅力を再発見する「おうみはちまん・あづち環文化コミュニティロードマップ」の製作に、市民団体・三方よしの環境まちづくりを考える会が取り組んでいる。

メンバーが7年かけて市内を歩いて調べた。

散策して良し、サイクリングして良しの地図にする予定で、来年の印刷・配布を目指す。


マップでは市内を縦横に巡るコースを設定する。
江戸時代に一時、同市域に居住した陽明学者・熊沢蕃山(ばんざん)の石碑(中小森町)、ヴォーリズ建築を 巡るコースなどを設ける。

琵琶湖岸の夕日(沖島町)や西の湖のヨシ群落など美しい景色が見られるビューポイント30カ所のほか、田園を彩る桜並木やコスモ ス畑の位置も詳しく記す。

マップ作りは2004年に始めた。
市民に参加してもらう史跡・自然散策イベントをほぼ毎年開き、市内全地域を調査した。

桐原小校区では明治期に煙害が深刻化した別子銅山の自然回復に尽力した実業家・伊庭貞剛の屋敷跡(西宿町)などを訪ね、業績を学んだ。

今後は調査結果をマップに反映させる作業をする。
マップは観光客や市民に配る予定で、有料にするかどうや配布場所はこれから検討する。
考える会の川端悦子会長(78)は「エコツーリズムに使ってほしい。八幡堀だけではない近江八幡の歴史や自然の奥深さに親しんでもらえれば」と話している。


京都新聞より

投稿者 trim : 2010年12月29日 14:08