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2010年10月21日

函館どんぐり銀行

子供たちに集めてもらったドングリで緑化を目指す「函館どんぐり銀行」を、函館市女性センター(同市東川町)が20日開設した。

たまったドングリの量に応じて缶バッジなどと交換できる趣向。

同センターでは、子供たちの遊び心とともにドングリが芽吹き、広葉樹の森が広がることを期待している。


どんぐり銀行は1993年に香川県で始まり、全国に広がった。
道内でも斜里町などで行われている。
広場や雑木林で集めたミズナラなどのドングリをセンターに持ち込むと、200㍉㍑のカップ1杯ごとに「10ドングリ(d)」として通帳に記帳される。

10dでオリジナルキャラクターの「ちーちゃん」がプリントされた缶バッジ、40dでキーホルダーなどがもらえる。
来年以降はドングリから育てた苗と交換することも計画している。

集まったドングリは職員が苗に育て、植樹に取り組む環境保護団体などに寄贈する。
広葉樹林が増えれば、ドングリを餌とするクマが町に下りて来なくなるとの期待もある。

「子どもたちが緑をはぐくむ心を持ち、それが森づくりにつながれば」と原田恵理子館長。
問い合わせは同センター(0138・23・4188)。
【近藤卓資】


毎日新聞より

投稿者 trim : 2010年10月21日 17:30