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2010年10月25日
ミドリムシで吸収
環境ベンチャーのユーグレナ(東京・文京、出雲充社長)は住友共同電力(愛媛県新居浜市、村上信二社長)と共同で、火力発電所の排ガス中の二酸化炭素(CO2)を、効率的に吸収するミドリムシの培養実験に着手すると発表した。
来年3月末までに実証を行い培養速度などを検証。
このミドリムシを活用した飼料やバイオ燃料製造などにつなげる。
住友共同電力の壬生川火力発電所(愛媛県西条市)で実証を行う。
発電所内に小規模培養槽を設置。
この培養槽に排出ガスを通し、ミドリムシのCO2固定化能力と商業利用可能性について検証を行う。
ミドリムシは高い光合成能力を持ち、CO2濃度が15~20%程度と、空気中よりCO2濃度の高い排ガス中で培養する方が成長スピードが上がるという。
ユーグレナは2005年設立の東京大学発ベンチャー。
2009年1月に火力発電所の排ガス中でのミドリムシ培養に成功し、JXグループなどと連携してバイオ燃料としてのミドリムシのと大量培養計画も進めている。
日経産業新聞より
投稿者 trim : 2010年10月25日 14:18