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2010年09月26日

植栽した園庭の芝生

けがなどを気にせずに素足で元気いっぱい駆け回ってもらおうと、宮城県白石市が同市北保育園(園児64人)の園庭に植栽した芝生が定着し、子どもたちや地域から大いに喜ばれている。

園庭の緑化作業は6月下旬にスタートした。

園児と保護者や地元自治会の有志が総出で、園庭約450平方㍍に西洋芝のポット苗約1,800個を植え付けた。


50㌢間隔で植えた苗はぐんぐんと成長し、8月中旬ごろには園庭全体が緑で覆われた。
記録的な猛暑も手伝って芝生はふかふか。
同園は長さを4㌢に刈り込み、手入れしている。

「転んでも血が出ないよ」
「足の裏が気持ちいいね」
と子どもたち。
緑化には気温の上昇を抑える効果もあり、中には芝生に寝そべって涼む園児もいる。

緑の園庭にはチョウやカエルも数多く訪れるようになった。
「子どもたちが見つけてきた虫が登場する絵本を読んで聞かせるなど、芝生には思わぬ教育効果もあるようです」と高橋道子園長は言う。

市は近く冬芝の種をまくなどして冬場も緑の園庭を維持したい考え。
今回の成功を踏まえ、来年度以降に他の保育園でも実施できるかどうか今後検討する。

河北新報より

投稿者 trim : 2010年09月26日 18:27