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2010年09月25日

空席”リユース”

サッカーのJリーグ1部(J1)川崎フロンターレが、リーグ戦のたびにほぼ満員となる本拠地・等々力陸上競技場(川崎市中原区)の“空席”解消に乗り出す。指定席の年間チケット(20試合分)購入者を対象に、都合で観戦できない試合分を事前に無償提供してもらい、自由席購入者らのアップグレードに応じる試みだ。

クラブ関係者は「リユース(再利用)の発想で、一人でも多くのファンに着席して観戦してほしい」と話す。

今季の同競技場のリーグ戦平均入場者数は、過去最多ペースの約1万9,500人。

フロンターレによると、年間チケットとして約8,800人分を販売済みだが、メーンスタンドの「SA指定席」を購入した約900人分の着席率を調べたところ、1試合平均で1割程度の空席が確認された。


一方、自由席の多いバックスタンド側は「1人1席」のマナーが順守されずに立ち見客であふれるのが現状。

入場券リユース」には、こうした状況を少しでも改善する狙いがある。

年間チケットの一部無償提供は、25日のリーグ第24節・ガンバ大阪戦から受け付ける。
競技場の当日券売り場のほか、クラブ事務所(高津区)への持ち込みも可能。
利用希望者には追加料金を負担してもらい、指定席と交換する。

クラブのチケット担当者は、「あくまで購入者の善意が前提ですが、集客アップに協力してもらえれば」と話している。


神奈川新聞より

投稿者 trim : 2010年09月25日 18:14