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2010年06月25日

デニム生地を再利用


婦人服販売店を全国展開するクロスカンパニー(岡山市、石川康晴社長)はデニム生地を再利用した土壌を使って岡山大学と壁面緑化の共同研究を始めた。

開発した土壌パネルに7種類の植物を植え、岡山大の校舎壁面に設置した。

将来は自社店舗などにも壁面緑化し、環境に配慮する企業姿勢をPRする。


土壌パネルは縦横60㌢、厚さ4㌢。
培養土パネルを製造・販売する、みのる産業(岡山県赤磐市)が技術協力して開発した。
粉砕したデニム生地やこけ、焼き締めた多孔質の石、ポリエステル繊維を型枠に入れ作る。

1枚にジーンズ5本分の生地を使う。
実験にはクロスカンパニーが店頭で顧客から回収したものを使った。
9月まで観察を続け、生育に適した植物を探る。
デニムの廃棄削減による二酸化炭素(CO2)排出量の抑制効果も推計する。

石川社長は「岡山の繊維産業のシンボルであるデニムを使って環境に貢献できないかと考えた。3年以内の商品化も視野に入れている」と話す。


日経流通新聞より

投稿者 trim : 2010年06月25日 18:58