« 秋田の活性化に貢献 | メイン | 高崎ライトダウンで「最後のお願い」 »

2010年06月11日

培養土の壁面緑化拡大

農業機械メーカー、みのる産業(岡山県赤磐市、生本純一社長)は独自の固化培養土を使った壁面緑化事業を強化する。

商業施設の大型案件受注の見通しが立ち、栽培施設を建設する。

2010年9月期の壁面緑化事業の売上高を前期比1.5倍の1億5,000万円に拡大。
3年後に年5億円を目標とし、シイタケ栽培とともに新たな収益の柱に育てる。


培養土「エクセルソイル」は網状の繊維を核にコケやヤシ殻の粉、粘土などをスポンジ状に固めたもの。
植物に必要な保水性と通気性を両立するため「土壌が自分の重さで目詰まりしやすい従来の壁面緑化に比べて長期間植物がもつ」(生本社長)という。

壁面緑化ではこの培養土を縦横60㌢、厚さ5㌢のパネルにしてヘデラなどつる性の植物を植え、壁枠に固定する。
水を送るチューブと組み合わせて自動的にかん水する。
水に肥料を混ぜるので、管理も省力化できる。

苗を植えた状態でパネル1枚あたり7,000円。


これまで県内外の企業施設や公共施設、首都圏の私鉄の駅舎などに採用されてきたが、いずれも小規模だった。

受注見通しの商業施設は兵庫県内に建設中のもので、パネルとプランターによる壁面500平方㍍以上の大型案件。
この受注を手掛かりに設計事務所や造園会社などへの売り込みを積極化する。


日経産業新聞より

投稿者 trim : 2010年06月11日 13:25