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2010年04月16日

「角瓶」をグラスに

飲食店運営のプロントコーポレーション(東京・港)は15日、店舗で使ったウイスキーの空き瓶をリサイクルして作ったグラスを5月1日から全国151店舗で導入すると発表した。

店舗で利用が最も多い「サントリー角瓶」の空き瓶を利用する。

初回分として3,000個を製造した。


店舗から出る空き瓶を、店舗で使う食器にリサイクルすることで、資源循環を見えやすくし、環境面での取り組みをアピールする。

同じ組成の原料でないと、高い再生率での製造が難しいため、角瓶のみを利用する。
空き瓶を砕いた原料の8割強をグラスに再利用できるという。
グラスの製造は外部のガラス食器工場に委託する。


ガラスびんリサイクル促進協議会の調査によると、2008年度のリサイクル率は66.5%にとどまっている。

色や成分の組成が異なる空き瓶が混ざると、リサイクルがしにくくなる。

同一製品を多く消費する外食産業でリサイクルの工夫が進めば、効率的な再利用が広がりそうだ。


日経産業新聞より

投稿者 trim : 2010年04月16日 10:14