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2010年04月04日
春に強い沖縄勢
春の大会では過去12年で3度の優勝。
かつては甲子園での勝利に恵まれなかった沖縄県勢の躍進について、『プロ野球問題だらけの12球団-2010年版』(草思社)の著者で、高校野球事情に詳しいスポーツライター、小関順二さんは「沖縄の高校球界あげての取り組みの成果」とみる。
沖縄では38年前から毎年1月、県高野連主催で県内野球部の選手がベースランニングのタイムや遠投の距離などをチームで競う「競技会」を開催。
今年も60校約1,300人が参加した。
「冬場の体力向上が主目的だが、競技データで互いのチームの特徴もよく分かり、県大会で戦うときの参考になる」と興南の真栄田聡・野球部長は語る。
本土への遠征は費用がかかるため、興南と沖縄尚学といった県内のライバル校同士が練習試合で技術を磨く。
「甲子園での戦い方を監督同士でアドバイスし合うこともある」(真栄田部長)という。
温暖な環境はもちろん有利に働く。
年間を通じて強化ができるほか、春にキャンプで訪れる本土の強豪チームとリーグ戦も行い、レベルアップが図られる。
「興南の打者は1番から9番まで狙い球をしぼり、ボールを呼び込んで上からたたくことが徹底されていた。いい指導を受けているからこそでしょう」と小関さん。
「これからは沖縄が全国の高校野球の模範となるのでは」と語る。【三浦馨】
産経新聞より
投稿者 trim : 2010年04月04日 11:05