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2010年03月31日
【エコシティー】 茨城県
茨城大学と茨城県などはイネ科の「スイートソルガム」から作ったエタノールを混合したバイオ燃料を使った公用車の試走を実施した。
同大は地域で栽培した植物を使って燃料を作る「エネルギーの地産地消」を目指している。
今後は自治体などとの連携で、原料となる植物の栽培からバイオ燃料の利用までの一貫した「茨城モデル」を確立したい考えだ。
茨城大は茨城県工業技術センターや県内の日立市、阿見町などと連携して、スイートソルガムの栽培やエタノール生産技術の研究を進めている。
水戸市内のキャンパスで実施した試走には、連携する日立市などの公用車も参加した。
エタノールを3%混合したE3、10%混ぜたE10というバイオ燃料を使って試走した。
スイートソルガムから作った燃料を本格的に使った走行は日本初としている。
スイートソルガムは低温にも強いうえ、土壌を選ばない。
「耕作放棄地でも栽培しやすい」(新田洋司農学部教授)という。
トウモロコシなど現在多く使われているバイオ燃料の原料と違って食料と競合しないことも大きな利点という。
日経産業新聞より
投稿者 trim : 2010年03月31日 11:25