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2010年02月27日
「鉄炭団子」で海水浄化
愛媛県宇和島市の遊子漁協(廣瀬佐代治組合長)は、使用済みの使い捨てカイロの中身を使って、海水の浄化作用があるとされる「鉄炭団子」をつくる作業を、地元の遊子小学校で児童らとともに行った。
団子は乾燥させた後、同小前の海に投入し水質改善に役立てる。
鉄炭団子は、使い捨てカイロの鉄粉などにクエン酸を加えノリで固める。
海水に入れると、海水に反応して発生した鉄イオンが海藻の生育を促進し、魚介類も生息できる環境に戻す効果があるという。
児童らは、同市水産課や公民館が集めた総量約150㌔の使用済みカイロから鉄粉などを取り出し、1時間ほどで野球ボール大の団子を約400個つくった。
同市は真珠やハマチ、タイなどを養殖する全国有数の産地として知られ、廣瀬組合長は「50年間の養殖で海水の成分バランスが崩れ海の森がなくなっている。鉄炭団子の効果でかつての資源豊かな海に戻したい」と話した。
産経新聞より
投稿者 trim : 2010年02月27日 15:14