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2010年02月23日

香芝市、4月から廃食用油回収

香芝市は、奈良県内初のディーゼル・電気ハイブリッド収集車を導入したのに伴い、4月から家庭から出る廃食用油の回収事業に乗り出す。

精製機を購入し、廃食用油を精製したバイオディーゼル燃料を公用車などで再利用する。

持続可能な循環型社会を目指し、市民に協力を呼び掛ける。

2008年7月に作成した環境基本計画に基づく取り組み。
食用油のボトルやペットボトルなどふたがきちんと閉まる容器に入れ、回収ボックスに容器ごと入れるシステムで、市役所、総合福祉センター、収集センター、旭ケ丘ストックヤードの4カ所に新たに回収ボックスを設ける。

回収や精製は、同市に事務所があるNPOエコアクション西日本が担う。
回収用の軽トラックは、香芝ライオンズクラブ(田坂利次郎会長)が市に寄贈する。
当面の回収量は年間6,000㍑で、1㍑当たり2.62㌔㌘の二酸化炭素の削減を見込んでいる。

市生活環境課の谷口宗弘課長は「市が精製機を購入し、市内で集めた廃食用油を精製し再利用するのは県内で初めての試み。各自治会にも協力を呼び掛けて、回収場所を随時追加したい」と話している。【山本和良】


毎日新聞より

投稿者 trim : 2010年02月23日 13:12